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マインドフルネスについて

マインドフルネスと当院での超音波と自律神経失調症

ん~正直、瞑想などは余り興味がなく施術や生活習慣の指導などには取り入れてはいなかったのですが、現在うまく改善方向に向かわない方がいて色々と新しいアプローチを調べていたのですが行き当たったのが今回のテーマです。

ジェフリー・A・マーティン博士によると、首の頸部に位置する迷走神経に超音波を当てることで、容易に瞑想状態を引き起こせるということが分かりました。マーティン博士は、瞑想や悟りの状態を技術を使って実現する方法を研究しており、脳の特定の部位に超音波を照射することで深い瞑想状態に入れることは既に明らかになっていました。実際に瞑想実践者が首に超音波を10分間照射したところ、5日間の瞑想合宿後に得られるような意識状態になることができました。

「マインドフルネス 超音波治療」で検索すると色々と出てくると思われます。

注意

ただ単に超音波を当てるだけではなく、超音波治療に関しても強さ・間隔・ストロークの加減など個人個人の筋肉・体型などに合わせないといけないので超音波での施術に対して自信がある院で施術を受ける事をお勧めいたします

前から行っていた施術でした。

実はこれ、、当院では前から行っていたもので利用者さんでは横向きになってもらい首の後ろ(後頭下筋群)から耳の裏~首の前の方(気持ち悪かったりしたらいってくださいね~と声を掛ける所)、時間的には7分もしくは7分×2で行う施術です。

最近では迷走神経に着目して施術する方が多く(機能性ディスペプシア顔面神経麻痺)施術中に迷走神経の話をしてましたが、突発性難聴低音型感音性難聴・自律神経系(不安障害パニック障害双極性障害自律神経失調症更年期障害)系の方は迷走神経については説明をせずに施術を行っていた部分でもあります

マインドフルネスとは何か?マインドフルネスと瞑想の違い

マインドフルネスは、今この瞬間に起こっていることへの注意を向け、その瞬間をそのまま受け入れることを重視する練習です。この練習では判断をせずに今感じていることや考えていることをただ観察することが求められます。マインドフルネスは普段の生活の中でいつでもどこでも行うことができ、例えば食事中に食べ物の味や匂いに意識を向けることもマインドフルネスの練習になります

注意

瞑想・マインドフルネスに関してもですが、集中できない・嫌なこと以外何も考えたくない状態に陥ってしまっている方もいます。この状態では無理をして瞑想やマインドフルネスを行うと余計にマイナスな思考になりやすい為に、今回の超音波での施術や違う施術・考えた方などを試した方が良いと思われます

※当院での施術はマインドフルネスが出来ない方が、出来るようになるための施術と考えて頂いた方が理解しやすいかもしれません

瞑想とは何か

瞑想は心を落ち着かせるためのさまざまな方法が含まれる精神的な練習です。これには座って行う静かな呼吸の練習や特定のリラックス効果を目指した動作などが含まれます。瞑想は心を安定させ、ストレスを減らし、集中力を高める効果があります

二つの違い

  • 目的の違いマインドフルネスは特定の瞬間に集中して体験を深く理解することを目的としています。一方、瞑想は心を静めることにより、精神的な平和やリラクゼーションを得ることを目的としています
  • 実践の方法マインドフルネスは日常の中でいつでも行うことができ、特別な設定や時間を必要としません。しかし瞑想は通常、静かな場所で一定の時間を設けて行います

マインドフルネスと瞑想はともに心の健康を支える手法ですが、そのアプローチや重点には違いがあります。どちらもそれぞれの方法で精神的な平和や集中力の向上を目指しています

マインドフルネスが自律神経の乱れ(自律神経失調症)に良い理由

マインドフルネスが自律神経の乱れに効果的だと言われる理由は心身のリラクゼーションを促進しストレス応答を抑制する効果があるからです。自律神経系は体内の無意識の機能(心拍数、呼吸、消化など)を調節しており、このシステムは大きく交感神経と副交感神経の二つに分かれています。交感神経は「戦うか逃げるか」の応答を司り副交感神経は「休息と消化」の活動を促進します。ストレスや不安が持続すると交感神経が過剰に活性化し、自律神経のバランスが乱れることがあります

マインドフルネスが自律神経のバランスに良い理由

  1. ストレスの軽減マインドフルネスはストレスを感じると活性化する交感神経の働きを抑え副交感神経を活性化させることでリラックス状態を促進します。これにより心拍数の減速、血圧の低下、リラックスした呼吸など、副交感神経の活動が増すためストレスによる自律神経の乱れが緩和されます
  2. 呼吸の改善マインドフルネスにおける呼吸法は深くゆっくりとした呼吸を促すことで副交感神経の活動を支援します。このような呼吸はリラックス効果を高め、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます
  3. 意識的な観察と反応の調整マインドフルネスは自分の体や心の状態に気づき、それに対する反応を意識的に選ぶ訓練を含みます。これによりストレスや不安を感じたときの自動的な反応(例えば、過呼吸や心拍数の増加)を抑え、より落ち着いた反応を選ぶことができるようになります
  4. 持続的な実践による長期的な効果マインドフルネスを継続的に実践することで心身のリラクゼーションが長期にわたって持続し自律神経の健康を支える習慣が形成されます。これにより日々のストレスが自律神経に与える影響を減少させることが可能になります

マインドフルネスが反芻思考(ぐるぐる思考)に効果的な理由

  1. 瞬間への集中マインドフルネスは現在の瞬間に意識を集中させることを促します。これにより過去の出来事や未来の不安に囚われて繰り返し思考することから解放され、その瞬間に起こっていることに焦点を当てることができます
  2. 非判断的な観察マインドフルネスでは感情や思考を「良い」「悪い」と判断せず、ただ観察することを学びます。これにより自分自身を厳しく評価することなく思考や感情を客観的に見ることができるようになります
  3. 自動的な反応の中断ぐるぐる思考はしばしば自動的な反応から生じます。マインドフルネスを実践することで自動的な反応を認識し、反応する前に一時停止して考える時間を持つことができます

マインドフルネスを通じてぐるぐる思考を改善する方法

  1. 日常的な練習毎日一定の時間をマインドフルネス瞑想に割り当てることで集中力を高め、現在に意識を向ける訓練を行います。たとえば、呼吸に注意を向ける練習や、食事中に食べ物の味や感触に集中するなどがあります
  2. 感情と思考の観察感情や思考が浮かんだとき、それに気づき、それがどのように変化するかを観察します。このプロセスにより一つのネガティブな思考に固執することなく自然に流れるようにさせることができます
  3. 体験型療法との組み合わせマインドフルネスは他の心理療法と組み合わせて行うことも有効です。例えば認知行動療法(CBT)と組み合わせることでネガティブな思考パターンを識別し新しい対処法を学ぶことができます

マインドフルネスは訓練と練習を要するため効果を感じるまでには時間がかかることがありますが継続的に実践することで、ぐるぐる思考や反芻思考を減少させ精神的な健康を向上させる効果が期待できます

思考の切り替えとマインドフルネス

  1. 集中力の向上マインドフルネスは現在の瞬間に焦点を当てる訓練をします。これにより意識的に注意を切り替える能力が向上し無関係な思考や気が散ることから回復する時間が短縮されるため思考を効率的に切り替えることが可能になります
  2. 自動的な思考パターンの認識マインドフルネスを実践することで自動的に反応する代わりに現在の思考や感情を意識的に認識することができます。これにより一つのタスクから次のタスクへとスムーズに移行することが容易になります

 

思考の混沌の原因

  • ストレスや不安日常生活のプレッシャーやストレス、不安障害などが原因で思考がまとまらなくなることがあります
  • 情報過多情報が多すぎると脳がそれを処理しきれず思考が混沌とすることがあります
  • 睡眠不足十分な休息を取っていないと思考の明晰性が失われ、混乱が生じやすくなります
  • 精神的な健康問題うつ病、双極性障害、注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの精神的な疾患も思考の混沌を引き起こす要因となることがあります

思考の混沌の対処方法

瞬間に集中する訓練

マインドフルネスは現在の瞬間に意識を集中することを促します。これにより過去の失敗や未来の不安から離れて、現在起きている事象に注意を向けることができます。この「今ここにいる」状態を練習することで無秩序で乱れがちな思考を整理し、心の静けさを取り戻す手助けになります

自動的な反応の認識と管理

マインドフルネスでは感情や思考を非判断的に観察することが重視されます。これにより感情や思考に対して自動的に反応するのではなく、一旦停止して意識的な選択を行うことができるようになります。このスキルは混沌とした思考や感情が高ぶった時に冷静に対応する方法を提供します

ストレスと不安の軽減

研究によりマインドフルネスはストレスや不安の軽減に効果的であることが示されています。ストレスや不安が原因で思考が混乱する場合はマインドフルネス練習によりこれらの感情を管理し心の平穏を保つことができます

集中力と認知機能の向上

マインドフルネスの実践は長期的には集中力の向上や認知機能の強化にも使用されることがあります。これは複数の情報や感情に対処する際に効率的で整理された方法で反応できるようになるためです

精神的な柔軟性の促進

継続的なマインドフルネスの実践は精神的な柔軟性を高めることにもつながります。これにより新しい状況や予期しない出来事に対しても適応的で柔軟な対応が可能になります

予期不安に対してのマインドフルネスの効果

現在の瞬間に焦点を合わせる:マインドフルネスは過去や未来ではなく「今」に意識を向けることを促します。予期不安は未来に対する過剰な心配から生じることが多いので現在に集中することで未来の不安を生み出す思考から距離を置くことができます

感情と思考の観察マインドフルネスでは自分の感情や思考を判断せずにただ観察する練習をします。これにより不安を引き起こす思考パターンに気づきやすくなり、それに対してより適切に対処できるようになります

リアクションの選択不安や恐れを感じた時に自動的に反応するのではなく、反応する前に「一呼吸置く」ことで、冷静な判断が可能になります。これは不安がエスカレートするのを防ぐのに役立ちます

パニック障害の改善に対するマインドフルネスの効果

ストレス管理パニック障害はストレスが誘因となって発生することがあります。マインドフルネスはストレスレベルを下げることで知られており、これによりパニック発作の頻度や強度が減少する可能性があります

呼吸のコントロールパニック障害においては適切な呼吸法がパニック発作の際の落ち着きを取り戻すのに非常に重要です。マインドフルネスの練習には、意識的な呼吸が含まれることが多くパニック状態を和らげるのに役立ちます

感情の認識と対処マインドフルネスを練習することで感情が高ぶり始めた初期段階でこれを察知し過剰な反応を抑える技術が向上します。これにより、パニック発作が全面的に発生する前に初期の段階で対処することが可能になります

二極化思考(0.100思考)の改善に効果的な理由

非判断的な観察マインドフルネスでは自分の思考や感情を判断せずにただ観察することを練習します。これにより自分の思考が二極化していることに気づきやすくなり思考の柔軟性を育てることができます

現在の瞬間に集中二極化思考は過去の経験や未来の予測に基づくことが多いですが、マインドフルネスは現在の瞬間に焦点を当てることを促します。これにより過去の失敗や未来の不安に囚われることなく現実的な視点を持つことができます

感情との距離感マインドフルネスを実践することで自分の感情や思考に対して一定の距離を持つことができます。これにより一時的な感情や状況が全体の評価を左右することを防ぎバランスの取れた判断が可能になります

柔軟性の向上継続的なマインドフルネスの練習により様々な状況やアイデアに対して開かれた態度を持つことができるようになります。これは思考の柔軟性を高め二極化思考のパターンから抜け出すのに役立ちます

ストレス管理二極化思考はしばしばストレスを増大させますが、マインドフルネスはストレスを軽減する効果があります。ストレスが管理されると感情的な反応が減少し冷静な思考が可能になります

当院では後頭下筋群に着目ばかりしていましたが…

当院の特徴でもある、他院からの転院組なども意外と早く社会復帰・体調が良くなってきたなどがあり、なぜなの?という事もよく聞かれますが施術内容を見てもらえばわかるように色々やりすぎてわからない、、という回答ばかりしていましたがマインドフルネスの施術効果をあったのではないかと思い今書いております

マインドフルネス(瞑想)に効果がある症状

で検索してみたところ

まず

認知行動療法とは、人間の認知に働きかけてストレスを軽減させようという心理療法です。認知とは物事のとらえ方や考え方を指します。

マインドフルネス認知療法は認知行動療法の一種であり、マインドフルネスの考え方を応用したうつ病の再発予防プログラムとして確立されました。主な効果としてはポジティブな感情の増大、ネガティブな感情の減少、人生のゴールの明確化、不安や恐怖の適応的な調整等が挙げられます。
なお、マインドフルネス認知療法は当初こそうつ病再発予防プログラムとして運用されていましたが、現在ではさまざまな領域での効果が実証され、その適用範囲は拡大しています
https://terapi.jp/column/what-is-mindfulness/

 

マインドフルネスが効果的と言われている症状
  • うつ病・再発予防
  • 不安障害
  • パニック障害
  • 更年期障害
  • 自律神経失調症
  • むずむず脚症候群

結論(まとめ)

迷走神経へのアプローチは自律神経系への施術として意味があるものだったとして、これから施術内容の説明に入れていこうかなと考えているという事です。これにより施術内容が変わるという事はありません

補足

近赤外線(スーパーライザー・アルファビーム)これも継続ですが星状神経節への照射とも近いと言えば近いので、近赤外線・後頭下筋群…すべて自律神経には関与しますが謎が深まったというのもあります。

自律神経調整コース

双極性障害
(躁うつ病)