不妊症とプロテイン・置き換えダイエット・効果あるの?

不妊症とプロテイン・置き換えダイエットの注意点

不妊症とプロテイン・置き換えダイエット・効果あるの?

当院では朝食のプロテインや置き換えダイエットに関しては控えてもらっておりますが、男性側のプロテインに対する意識調査について面白い話があったので話をしてみます。

過剰にとれば良いのではなく、程度に咀嚼し酵素を充分にだし消化、吸収させ組織を再構築させることを最優先と考えており1番の近道と考えております。

その前に女性側のデメリット(ソイプロテイン)

イソフラボンは大豆に含まれる成分で女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用があるため、健康や美容に良いとされています。しかしイソフラボンの過剰摂取は不妊治療中の女性にとって問題となる可能性があります

イソフラボンのエストロゲン様の作用により体内のエストロゲンとイソフラボンのバランスが崩れエストロゲンの分泌が抑制されることがあります。これはエストロゲンが調節している卵胞の成熟や子宮内膜の肥厚など妊娠に必要な段階に影響を与え排卵障害や子宮内膜の異常が起こり、妊娠に支障をきたす恐れがあります

 

また妊娠中にイソフラボンを過剰摂取すると胎児の発育に影響を与える可能性があります。イソフラボンはエストロゲン様の作用を持つため胎児のホルモンバランスを崩し、妊娠糖尿病やアレルギー性鼻炎、うつ症状の発生率を低下させる一方で胎児の健康に悪影響を及ぼす可能性が懸念されます

そのため不妊治療中や妊娠中の女性はイソフラボンの摂取量に注意が必要です

成熟卵が取れない(空胞)に関しては本当に多い問題のような気がします。

男性側のプロテインに対する意識調査について

イギリスのバーミンガム大学のMeurig Gallagher氏らの調査によると多くの男性はプロテインサプリメントが生殖機能に悪影響を及ぼす可能性を認識していないことが明らかになりました。プロテインサプリには女性ホルモンであるエストロゲンが高用量含まれており生殖機能に影響を与える可能性があります。しかしジムに通う男性の79%がホエイプロテインや大豆プロテインなどのサプリを摂取しており、その影響を考えたことがある男性はわずか14%にとどまっていました

Gallagher氏は女性ホルモンの過剰摂取は男性の精子の量や質に問題を生じさせる可能性があると指摘しています。また市販のプロテインサプリにはアナボリックステロイドが含まれていることがあり精子の数の減少や精巣の縮小、勃起障害などの問題を引き起こす可能性があるとされています

(アナボリックステロイドに関しては海外の話です。個人輸入などをしている場合は確認してください)

 

調査では153人の男女のうち、男性の79%、女性の56%がプロテインサプリを使用したことがあると回答しています。その使用目的として最も多かったのは筋肉増強であり次に多かったのは栄養補給でした

また男性の52%は自分の生殖機能について考えたことがあると回答しましたがジム通いやプロテインサプリが生殖機能に及ぼす影響について考えたことがある男性はわずか14%でした。

バーミンガム大学のJackson Brown教授は社会全体が生殖機能を「女性の問題」と見なし、男性の生殖機能は変わらないという誤解があると指摘しています。Gallagher氏も、不妊症の症例の半数は男性に原因があることが認識されていないと述べています

しかしBrown教授はこの調査結果をジム通いや健康的な生活を否定するものではないと強調しサプリの摂取について学ぶことが重要だと述べています

参考資料・論文:https://medical-tribune.co.jp/news/2023/1214560405/

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