多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群とは

重要度
不妊クリニックで見逃される度
(3.0)
不妊関連度
(5.0)
健康診断の結果でわかる度
(3.0)
ホルモン値でわかる度
(4.0)
問診で発覚
(5.0)
東洋医学での対応
(5.0)
セカンドオピニオン活用
(5.0)
  • 不妊クリニックで見逃される度は、不妊専門クリニックでは重要視されていない部分
  • 健康診断の結果Aとは健康のAではなく基準値のAです。(基準値内でも不調の原因が読み取れる場合も
  • ホルモン値でわかる度は、専門のクリニックに行けば注意される、指摘されるレベルを指しています
  • 問診で発覚は、不妊を宣伝している鍼灸・整体院でも初診時の問診で発覚できるレベル
  • 東洋医学での対応とは、生活習慣含め思考や養生で対応できるレベル
  • セカンドオピニオン活用は、不妊専門クリニックで対応しない場合はセカンドオピニオン活用重要視しているクりニックへの転院の勧めレベルです

 

多嚢胞性卵巣症候群と無月経

多嚢胞性卵巣症候群(Polycystic Ovary Syndrome、以下PCOS)は、卵巣に多数の卵胞が形成されるものの排卵が困難な状態となる疾患です。この症状は生殖年齢にある女性の約6-8%に確認されるとされています。この疾患はしばしばその英語名の略称、PCOあるいはPCOSで言及されることが一般的です

月経不順や無月経

不正性器出血(月経以外での出血)

不妊症

体毛の過度な生長(多毛症)

皮膚の問題、例えばにきびやふきでもの

肥満

診断においては、日本産科婦人科学会 生殖・内分泌委員会が2007年に発表した基準に基づきます。具体的には、以下の条件を満たす場合にPCOSとされます

  • 月経異常(月経不順、無月経)
  • 卵巣に多嚢胞の所見がある
  • 高アンドロゲン血症または、基礎分泌高値を示すLH(黄体形成ホルモン)がFSH(卵胞刺激ホルモン)よりも高い

 

ひとりごと

移植の回数や流産率を見ると1番手こずるのが「多嚢胞性卵巣症候群」で当院でも身構える症状の一つです。しかし多嚢胞性卵巣症候群といっても気味から重度とピンキリです。一人目はすんなり自然妊娠や人工授精で妊娠したが二人目はうまく妊娠出来ない、中学生頃からピルを飲んで調整していたなど加齢に伴い悪化していくのも特徴となります。
しかし以下で紹介するのは東大ですが、各クリニックや鍼灸院・整体院では当然ですがクリニックでも生活習慣へのアプローチも始まりつつあります。一杯凍結できるから妊娠が近い、でも流産を繰り返しています。などが1番多く
生活習慣などが悪いなどでは空胞ばかり凍結できないなどの事も多く、クリニック選びを間違えると遺残卵胞が多い・採卵での卵子獲得数が極端に少ない・多いなどが現れます

一般的な治療方法

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)において排卵障害の治療に関する主軸は生活習慣の修正薬物療法となっています。肥満が見受けられる場合は体重の減少がホルモンバランスの改善に繋がる可能性が高いです。このような状況での薬物療法としてはクロミフェンやレトロゾールといった排卵誘発薬が一般的です

しかし薬物療法が適用できないケースや、発育卵胞数が多く多胎妊娠の危険性が高まる場合は生殖補助医療への移行も考慮されます。具体的には体外受精(IVF)や顕微授精(ICSI)といった高度な医療技術がステップアップとして検討されることがあります

PCOS患者は卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクも高く、この点も排卵誘発法の際に特別な配慮が必要です。したがってゴナドトロピンリリーシングホルモン(GnRH)アゴニストやアンタゴニストを併用することでOHSSのリスクを減らす工夫が推奨されることが多いです

環境要因として特に重要視されているのは、卵胞局所における小胞体ストレス、胎児期の環境、そして生活習慣です。これらを改善することでPCOSの発症予防や治療に新たな道が開かれる可能性があります。

東京大学産婦人科では、小胞体ストレスや終末糖化産物(AGEs)の蓄積、胎児期のアンドロゲン過剰、腸内細菌叢の変化といった環境要因に焦点を当てた研究が行われています。これらの研究が進展することでPCOSに対する新しい治療法や予防策が確立される可能性が高まっています

ぬくもり鍼灸院・整体院での対策

多嚢胞気味・多嚢胞症候群での敵となれば黄体機能不全や遺残卵胞対策を行うのが鍼灸院では多いと思いますが、当院ではテストステロンやA1cのチェックが重要で健康診断や、普通の不妊クリニックでも行う初診のホルモン値や各種検査などでも特徴は出るものなので、多嚢胞性卵巣症候群気味や多嚢胞と言われない方でも修正を加えていきます。

糖質に気を付けるような簡単なレベルの話では意味がなく、どうやって処理(AGEs)の話になります。多嚢胞での対策では体質改善が非常に重要であるので鍼灸院のレベルを見るのも良い所だと考えております

約10年前のブログ記事ですが、多嚢胞性卵巣症候群の記事です。今では多嚢胞性卵巣症候群に関わらず不妊症に関してビタミンDの勧めは常識となっていますが2010年頃には当院では勧めておりました。この時代はビタミンDのサプリが日本では1社しか販売されてなくしかも店頭では皆無でネットで買って皆さん居無料配布をしていて今では恵まれた時代になったなと、、

多嚢胞性卵巣症候群に関しても一人一人対策を考え施術を行うことが出来るのが当院の強みです。現2023年としてみると知識・経験共に何倍にもなっております

 

多嚢胞の中でも1番わかりやすい?(重度)の方で
昨日来院されていたのですが、フライングをした所陰性…
いつしたかと言うと…明らかに早過ぎ…
という事で、話は終わったのですが実は滅茶苦茶に私はプレッシャーが掛かっており
今週、多嚢胞の方が他に3人陽性貰っており
最後になってしまう…さすがにブログに書けない…へんなプレッシャーを与えてしまうような気がしていました

今日は名古屋のクリニックの方すがどうなってるのか解らない…たしかに同系列だから同じだろうとの話をしていても少し違ったり新鮮でした。
採卵前で携帯を気軽に使える所もあるし、そうでもない所もありますよね
採卵の結果で言えば、先週末の方はしっかりと8分割二つ、4AA,4BBの胚盤胞を無事にとれました。多嚢胞なので記載しておきます

これは私の逆ギレですが、うちで2回の流産はありえない!
ちょいOOさんの所へ!結果プロテインSが47…
うむ!これですな

という事で明日3回目の移植で、またくっ付ければ勝ちですねと無意味な自信を持ち挑みます。この方は凄い…あれの方で移植後の生活の仕方などはすぐにわすれるクセに…
ジンクス的な事は全て覚えているという…困ったものです…非常にに困っていますが、持ち前の明るさで私も助かっていますやるしかないです!
しかも自然周期でD30での移植と…これも未知なる戦いです。(無事に卒業しています)

予告通りの陽性反応、とりあえず良かったです。約3ヶ月毎週2時間ぐらいかけて来院されてた分プレッシャーもありましたが、お互いに解放されました

結果をまとめると採卵→分割全部駄目→ぬくもり→絶対に採卵しても無理そう→D3のE2測定不能→もう無理→採卵成功→分割無理!胚盤胞1個取れたら充分!→結果胚盤胞4個移植→無理!無理!→着床(3w5d)←今ココ

多嚢胞で、なかなかAIHができない半年に一回ぐらいしかできない
そんな方もいますよね

最近多嚢胞ネタが多くてすいません。卵をどう育てるか、空砲やヤツをどう減らすか悩みますよね、で、どうにかこの3ヶ月で2回AIHができた例を紹介します。中の一ヶ月はマーベロンが入ったので実質は連続です。

多嚢胞もピンキリで、ピンなのかキリなのかわかりませんが、ビタミンDは良いと思います。また、抗炎症作用のあるものは極力控えるなど、卵を育てるのに邪魔なものを極限まで減らす事で、改善する可能性がありますので、諦めずに頑張りましょう!
AIHで、低温期、高温期をそこまでやる事はなかったのですが、非常に辛い時もあったでしょうが頑張ってもらいましたありがとうございました

胚盤胞2個凍結できた方ですね、陽性反応は陽性として…30代なので、正直当然の結果として面白くはないですが結果報告です(正直とても嬉しいです!)んーやっぱりブログで取り上げると妊娠するジンクスは本当にあるのかというぐらい当たりますね…

当然狙うは全員ゴール最近、多嚢胞の方も非常に多いので多嚢胞の話を始めてからの1発目のゴール良いスタートが切れたと思います。

何回もしつこいですが、多嚢胞や卵巣年齢は気にしなくて良いと思います。現状を把握して諦めず継続するこれが1番の近道だと思います。

多嚢胞も採れてしまえばどうにかなる!これを言いたかったんです。空砲との闘いは当分続きそうですね…2割までに抑えられたら一気に面白くなると思うのですが

どうにか悪夢(流産)から解放とはいきませんが皆さん復帰され、またゴールに向かい進んできてます。ぬくもりの奥の机に穴が開いたのが残りましたが…

亜鉛と鉄分これ大事です。非常に大事です…詳しくはここでは書けませんが非常に大事だと考えております。
なんかやらないと行けない事が膨大に膨らんできており追いつかないですね、
あと栄養学は1番大切で何を主体に考えている栄養学なのかを考えてみるのも良いと思います

多嚢胞の方は、非常に波がありその周期の食生活が非常に関係していると思われます。
糖質を取らないほうが良い!取っても構わないと言う意見など様々ですが、個人個人大きく変わるものと思います。
ぬくもりでも勧める方と、ダイエットを勧める方もいます。これも所詮、民間療法の私が勝手に予想しているだけなので、試してみると良いかもしれませんね
2周期だけ試してみて変化があるのかないのか?あれば積極的にやるべきですし余計に駄目になる場合もあります。ただそれは大きなチャンスで、症状に変化があるという事は
その逆を行えば良い方向に傾いて行くこともあります。

よく聞く話なのですが、効果がなくて何々を辞めた、悪化したから辞めたでそのまま辞めるのは良いと思いますが、それを踏まえて逆を行く、これを実践する方は多くはないと思います

 

ぬくもり鍼灸院・整体院の不妊に対する考え

不妊専門クリニック・セカンドオピニオン(脳神経内科・外科)の治療を優先した上で、卵子の質を下げないように生活の改善(血液成分)と施術で自律神経のコントロールを行いホルモンの安定を図っていきます。東洋医学では「養生」という基本的な考えがあります(西洋医学では恒常性=ホメオスタシス)千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院ではこの東洋医学・西洋医学の基本を大切に行い人間の持つ、本来の力を西洋医学の力を借りて最大限引き出す事を1番に考えております。

養生とは

医療と養生は密接に関連していて特に東洋医学ではこの関係性が強調されます。治療だけでなく生活習慣や生理状態も考慮に入れて全体的な健康を促進するのが養生の目的です

過去には養生が治療に匹敵するかそれ以上の価値を持っていたことから多くの養生法や知識が蓄積されています。東洋医学では病気になる前の状態を整えることを重要視しており非病理的な要素も治療の一環として考慮されます

食事に関する養生法、運動も多く存在し、これらは全体的な健康維持や疾病予防に役立つとされています。

現在では東洋医学としての養生は漢方や針灸を用いた疾病予防と健康維持に焦点を当てられて対処療法的に行われている感が多く感じていますが西洋・近代医学だけでなく伝統医学でも共通の理念とされているのが、東洋医学・医師を目指す学生が入学して1週間以内に学ぶ「養生」・「恒常性=ホメオスタシス」となっております。

卵子の質を下げないとは?

卵子の質でよく使われる言葉、「卵子の質を上げる」これは無理です。ではどうすれば良いのか?単純で「卵子の質を下げない」これが「良い卵子≒DNAの断片化がない卵子」の獲得方法となります。便宜上「卵子の質を上げる」と言っているのであれば意味は上がりますが、これをやると・飲むと「卵子の質が上がります」は無知な治療院の判断基準となります。

10秒も掛からないので「DNAの断片化を起こしにくくすることができるかもしれない」とでも言い「卵子の質をあげる」という間違った認識を正す事で、これから10年・20年先の不妊に悩む方々への正しい知識で妊活をしてもらう為に必要な事だと思います。

卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
リンク元:翻訳機能を使いお読みくださいhttps://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5

このように排卵に向かう半年から1年にかけ「卵子は老化」するのであって、その老化≒DNAの断片化の起きる割合が20代と40代では圧倒的に違うだけなのです。単純に「防御をトコトン」やれば良いこれだけなのです。それだけで40代の妊娠や低AMH群・多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を数多く出せる鍼灸院・整体院の出来上がりです。

「生活リズムが乱れる、すなわち、「生体リズム」が乱れると下記のような病気をもたらすことが遺伝子操作実験から明らかにされています。
生活習慣病になります。高血圧には時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per2、)が関係し、メタボリック症候群には時計遺伝子Clockが関係しています。

  • 糖尿病では、B-mal1、Clock、Per2、が関係しています。
  • コレステロールが高くなることには、肝臓時計と中枢時計の不調和でインスリンが関係するらしいです。
  • 骨が脆くなります。骨は昼間に溶けて夜作りかえられますこの骨のリモデリングにはレプチンと交感神経系と時計遺伝子(B-mal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。
  • 早期老化がおこり寿命が短くなります。血管内皮細胞で産生される一酸化窒素(NO)が関係し、このNOと時計遺伝子(B-mal1、Per2、)が関係しています。
  • 癌との関係、時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。このいづれかに異常があると内臓がんが発生しよい。Per1、Per2は発癌頻度をたかめ、Cry1、Cry2は血液がん(悪性リンパ腫)に関係していることなどが見出されました。

以上の現象から体内時計(生体リズム)は細胞分裂のリズム、DNA障害有無の監視修復、生理機能の円滑推進の監視・管理を担っていると考えられます。
乱れた生活リズムを正し、朝日を浴びて、朝食を十分に食べてよく働くことに健康の基礎があるようです
引用元:三豊・観音寺市医師会

これを体内全ての細胞と置き換えられるか変えられないかで意味は変わります。卵子と言うものは女性の細胞で1番大きな細胞という事を認識したうえでどのように影響を与えるのかを考えた方が良いです。

当院の不妊に対しての施術・生活改善のアドバイス

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院では施術・アドバイスには全て西洋医学的にもエビデンス(根拠)がある「卵子の保護」・「ホルモンのコントロール」を行っております。

当院の体質改善