子宮筋腫

子宮筋腫とは

重要度
不妊クリニックで見逃される度
(3.0)
不妊関連度
(3.0)
健康診断の結果でわかる度
(4.0)
ホルモン値でわかる度
(3.0)
問診で発覚
(3.0)
東洋医学での対応
(3.0)
セカンドオピニオン活用
(4.0)
  • 不妊クリニックで見逃される度は、不妊専門クリニックでは重要視されていない部分
  • 健康診断の結果Aとは健康のAではなく基準値のAです。(基準値内でも不調の原因が読み取れる場合も
  • ホルモン値でわかる度は、専門のクリニックに行けば注意される、指摘されるレベルを指しています
  • 問診で発覚は、不妊を宣伝している鍼灸・整体院でも初診時の問診で発覚できるレベル
  • 東洋医学での対応とは、生活習慣含め思考や養生で対応できるレベル
  • セカンドオピニオン活用は、不妊専門クリニックで対応しない場合はセカンドオピニオン活用重要視しているクりニックへの転院の勧めレベルです

子宮筋腫は30代の女性に多く見られる良性の腫瘍でエストロゲン(女性ホルモン)の影響を受けて成長する特徴があります。この筋腫は多種多様な症状を引き起こす可能性があり症状は主に筋腫の位置や大きさに依存します

症状は大きく分けて次のようなものがあります

  • 月経に関するもの:月経量が多い・月経痛が重い
  • 排尿に関するもの:尿の回数が多い・尿が出づらい
  • その他:下腹部痛・下腹部に硬い腫瘤が触れる・不妊症など
診断には主に経腟超音波が用いられます。ただし筋腫の詳細な位置を知るためにはMRI検査が非常に有用です。症状が軽い場合は6ヶ月から1年の間隔で状態を確認するアプローチが取られることが一般的です

不妊について考えると筋腫があるだけで不妊になるわけではありませんが筋腫の位置や大きさによっては影響する場合があるとされています。特に子宮内腔に影響が出るタイプの筋腫は月経量の増加や形状の変化を引き起こすことがあり、これが不妊の原因となる場合があります

子宮内腔の変形や筋腫の位置は経腟超音波や子宮卵管造影で確認できます。さらに詳細な確認には子宮鏡やMRIが用いられることも多いです

筋腫が大きく、または子宮の外側にある場合は腹腔鏡手術か開腹手術が選択されます。特に近年は腹腔鏡手術の技術が進歩しており大きな筋腫もこの手法で取り除くことが可能となっています

不妊治療の際で筋腫が卵巣の観察を妨げる場合はそれが不都合となります。特に体外受精で採卵が必要な場面で筋腫が邪魔をするケースが報告されています

妊娠を望む女性で大きな筋腫が確認された場合は手術を検討する前に妊娠への影響をしっかりと医師と話し合うことが重要です

子宮筋腫自体は不妊の原因にはならないことが多いですが、その位置や大きさ・タイプによっては影響が出る可能性があります

子宮筋腫と無月経(卵胞が見えない)

術後2~5周期は安定しない場合が多いです。

子宮筋腫と排卵障害(育たない・空胞が多い)

子宮筋腫に対して積極的な治療を行っていない場合は、特に影響はないと言われております。

子宮筋腫と体外受精(凍結が出来ない・卵子の質)

子宮筋腫に対して積極的な治療を行っていない場合は、特に影響はないと言われております。

子宮筋腫と着床不全

子宮筋腫は女性の婦人科領域で頻繁に見られる良性の腫瘍であり特に30歳から40歳の成熟した女性に多く約3人に1人の割合で発生するとされています

この腫瘍は子宮の筋肉組織から発生することが多く成長方向によって基本的に三つの主要なカテゴリーに分類されます

  • 粘膜下筋腫子宮の内腔に向かって成長し子宮内膜を変形させる可能性があります
  • 筋層内筋腫子宮壁内で成長するため内腔への影響は少ないです
  • 漿膜下筋腫子宮の外壁方向へ成長し内腔への影響はありません
粘膜下筋腫は特に着床不全のリスク要因とされています。子宮内膜が変形することで胚が正常に子宮壁に着床できない可能性が高まるからです。半分以上の部分が子宮内腔に突出しているような場合は子宮鏡手術でその部分を取り除くことで体外受精や胚移植による妊娠の成功率が向上するとの報告が多く見られます

一方で筋層内筋腫については着床率が低下する可能性が示唆されています。こちらの筋腫を手術で除去した場合は体外受精や胚移植の成績が必ずしも向上するわけではないとされています

漿膜下筋腫に関しては存在自体が着床を妨げるという証拠は少ないと一般的には考えられています。しかしながら筋腫のサイズ、位置、数などがどの程度妊娠に影響を与えるのかについては、まだ確定的な情報は少ないのが現状です

子宮筋腫と流産

反復流産に関連する子宮筋腫の有病率は各種研究により0.5-1.3%であると指摘されています。子宮筋腫が妊娠に与える影響には多角的な観点があります。子宮収縮力の変化、子宮内膜におけるサイトカインの異常な発現、血管の形成異常、慢性的な子宮内膜炎症、および内膜のHOXA-10の発現低下などが関与するとされています

子宮筋腫は位置により粘膜下筋層内漿膜下に分類されており国際産科婦人科連合(FIGO)によって詳細な分類が提案されているところが多いです。子宮内腔の形状に影響を与える筋腫は、反復流産や妊娠の成績にも大きな影響を持つとされています

筋層内の筋腫も大きさによっては妊娠初期における着床不全や反復流産のリスクを高める可能性があるとの報告も存在します。漿膜下筋腫は妊娠や流産に直接の関連性は認められていないのが現状です

診断手段としては第一に超音波検査が行われることが多いです。子宮内腔に突出した筋腫を特定する場合は、子宮鏡検査が有用です。さらにソノヒステログラフィーは粘膜下筋腫の描出に優れておりMRI検査は筋腫の数や大きさ、位置関係などを詳細に評価できますが気軽に行えない状況も考慮に入れる必要があります

子宮筋腫と東洋医学

子宮筋腫は良性の腫瘍であり子宮の内部、外部、または平滑筋の中に発生することがあります。これらは粘膜下筋腫、漿膜下筋腫、筋層内筋腫とそれぞれ称されます

女性における子宮筋腫の発生率は高く症状が現れないものも含めれば約3割の女性に見られます。特に30代以降で多く閉経後にはその数は減少する傾向にあります。子宮筋腫の発生や成長には女性ホルモンが大きく影響しているとされています

治療法として漢方薬を用いる方も少なくなく、その主な理由としては手術を避けたいという動機が挙げられます。一方で西洋医学のアプローチでは、子宮全摘出、筋腫のみの切除、ホルモン剤による筋腫の縮小など多様な選択肢が存在します。治療の選定は筋腫の大きさや症状の重度に応じて行われます

東洋医学では筋腫の大きさを抑制し、場合によっては縮小させ、筋腫に伴う各種症状の緩和を目指します。東洋医学医学においては、「気」、「血」、「津液」の流れの停滞が筋腫の発生に関与しているとされています。

子宮筋腫に特有の証としては以下があります

  • 下腹部痛、頭痛、肩凝りなどがある場合は「血瘀」証
  • いらいらや落ち込みが強い場合は「肝鬱気滞」証
  • 腫れやしこりが多い場合は「痰湿」証
これらの証に応じ体質改善を目的とした施術・アドバイスが進められます。特に「痰湿」証では筋腫以外にもポリープやいぼ、乳腺腫などが発生しやすい体質とされています

子宮筋腫の治療には多様なアプローチがあり、各々の症状や体質、治療への希望に応じて適切な方法が選ばれます。特に体質改善を目指す場合には、東洋医学が一つのサポートとなります。

ひとりごと

無月経で来院された方でも、初潮の年齢を聞かれた方もいると思いますが、この事を元にして話しております。この神経性無食欲症に関しては不妊専門クリニックでもスルーされることが多い状態なので、まずがしっかりと意識をしてみる事が重要です。

 

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院での対策

不妊専門クリニック・セカンドオピニオン(脳神経内科・外科)の治療を優先した上で、卵子の質を下げないように生活の改善(血液成分)と施術で自律神経のコントロールを行いホルモンの安定を図っていきます。東洋医学では「養生」という基本的な考えがあります(西洋医学では恒常性=ホメオスタシス)千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院ではこの東洋医学・西洋医学の基本を大切に行い人間の持つ、本来の力を西洋医学の力を借りて最大限引き出す事を1番に考えております。

養生とは

医療と養生は密接に関連していて特に東洋医学ではこの関係性が強調されます。治療だけでなく生活習慣や生理状態も考慮に入れて全体的な健康を促進するのが養生の目的です

過去には養生が治療に匹敵するかそれ以上の価値を持っていたことから多くの養生法や知識が蓄積されています。東洋医学では病気になる前の状態を整えることを重要視しており非病理的な要素も治療の一環として考慮されます

食事に関する養生法、運動も多く存在し、これらは全体的な健康維持や疾病予防に役立つとされています。

現在では東洋医学としての養生は漢方や針灸を用いた疾病予防と健康維持に焦点を当てられて対処療法的に行われている感が多く感じていますが西洋・近代医学だけでなく伝統医学でも共通の理念とされているのが、東洋医学・医師を目指す学生が入学して1週間以内に学ぶ「養生」・「恒常性=ホメオスタシス」となっております。

鍼灸・整体で卵子の質を下げないとは?

卵子の質でよく使われる言葉、「卵子の質を上げる」これは無理です。ではどうすれば良いのか?単純で「卵子の質を下げない」これが「良い卵子≒DNAの断片化がない卵子」の獲得方法となります。便宜上「卵子の質を上げる」と言っているのであれば意味は上がりますが、これをやると・飲むと「卵子の質が上がります」は無知な治療院の判断基準となります。

10秒も掛からないので「DNAの断片化を起こしにくくすることができるかもしれない」とでも言い「卵子の質をあげる」という間違った認識を正す事で、これから10年・20年先の不妊に悩む方々への正しい知識で妊活をしてもらう為に必要な事だと思います。

卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
リンク元:翻訳機能を使いお読みくださいhttps://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5

このように排卵に向かう半年から1年にかけ「卵子は老化」するのであって、その老化≒DNAの断片化の起きる割合が20代と40代では圧倒的に違うだけなのです。単純に「防御をトコトン」やれば良いこれだけなのです。それだけで40代の妊娠や低AMH群・多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を数多く出せる鍼灸院・整体院の出来上がりです。

「生活リズムが乱れる、すなわち、「生体リズム」が乱れると下記のような病気をもたらすことが遺伝子操作実験から明らかにされています。
生活習慣病になります。高血圧には時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per2、)が関係し、メタボリック症候群には時計遺伝子Clockが関係しています。

  • 糖尿病では、B-mal1、Clock、Per2、が関係しています。
  • コレステロールが高くなることには、肝臓時計と中枢時計の不調和でインスリンが関係するらしいです。
  • 骨が脆くなります。骨は昼間に溶けて夜作りかえられますこの骨のリモデリングにはレプチンと交感神経系と時計遺伝子(B-mal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。
  • 早期老化がおこり寿命が短くなります。血管内皮細胞で産生される一酸化窒素(NO)が関係し、このNOと時計遺伝子(B-mal1、Per2、)が関係しています。
  • 癌との関係、時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。このいづれかに異常があると内臓がんが発生しよい。Per1、Per2は発癌頻度をたかめ、Cry1、Cry2は血液がん(悪性リンパ腫)に関係していることなどが見出されました。

以上の現象から体内時計(生体リズム)は細胞分裂のリズム、DNA障害有無の監視修復、生理機能の円滑推進の監視・管理を担っていると考えられます。
乱れた生活リズムを正し、朝日を浴びて、朝食を十分に食べてよく働くことに健康の基礎があるようです
引用元:三豊・観音寺市医師会

これを体内全ての細胞と置き換えられるか変えられないかで意味は変わります。卵子と言うものは女性の細胞で1番大きな細胞という事を認識したうえでどのように影響を与えるのかを考えた方が良いです。

鍼灸院・整体院での不妊に対しての施術・生活改善のアドバイス

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院では施術・アドバイスには全て西洋医学的にもエビデンス(根拠)がある「卵子の保護」・「ホルモンのコントロール」を行っております。

当院の体質改善