子宮腺筋症

子宮腺筋症とは

重要度
不妊クリニックで見逃される度
(5.0)
不妊関連度
(5.0)
健康診断の結果でわかる度
(3.0)
ホルモン値でわかる度
(3.0)
問診で発覚
(3.0)
東洋医学での対応
(3.0)
セカンドオピニオン活用
(3.0)
  • 不妊クリニックで見逃される度は、不妊専門クリニックでは重要視されていない部分
  • 健康診断の結果Aとは健康のAではなく基準値のAです。(基準値内でも不調の原因が読み取れる場合も
  • ホルモン値でわかる度は、専門のクリニックに行けば注意される、指摘されるレベルを指しています
  • 問診で発覚は、不妊を宣伝している鍼灸・整体院でも初診時の問診で発覚できるレベル
  • 東洋医学での対応とは、生活習慣含め思考や養生で対応できるレベル
  • セカンドオピニオン活用は、不妊専門クリニックで対応しない場合はセカンドオピニオン活用重要視しているクりニックへの転院の勧めレベルです

子宮腺筋症は通常、子宮内膜が存在するべきではない場所(子宮筋層)に侵入する現象を指します。この疾患は非腫瘍性であり悪性であるわけではありません。一般的に子宮の後壁でよく観察されます

診断手段としては超音波検査が初めて行われますが、この手法だけでは診断が確定しきれない場合があります
その際には高度なMRI(磁気共鳴画像診断)が用いられることが多いです

症状の面で言えば月経過多や月経困難症がよく報告されます
ただし全ての患者がこれらの症状に悩まされているわけではなく約三分の一は無症候性とも言われています
骨盤痛も見逃せない症状であり、特にKunz G.の研究によると、子宮内膜症群には約79%、一般群には約9%で子宮腺筋症の可能性が指摘されています

腺筋症不妊症の関係は明確ではありませんが、いくつかの研究によって関連性が指摘されています
子宮の収縮異常が影響して妊娠が困難になる可能性が考えられます
さらにOtaらの研究によると腺筋症が子宮内膜の受容性にも悪影響を与える可能性があるとされています

この他にもサイトカイン成長因子シトクロム P450β3インテグリンといった細胞接着分子の異常発現が不妊の原因となり得るとされています

子宮腺筋症が妊娠や出産に与える影響も無視できません
早産や破水のリスクが高まるといわれており脱落膜絨毛羊膜の炎症がその一因であると推測されています

子宮腺筋症と体外受精

子宮腺筋症不妊症が併発している女性に対する治療には一概に言って正解はありません。治療の優先順位は症状や患者の希望さらには年齢にも影響されるからです

子宮腺筋症不妊の原因であると疑われる場合や月経痛過多月経などの症状が強い場合は先ずは子宮腺筋症そのものを治療する方が良いでしょう

妊孕能を保ちたいという希望がある場合は子宮内膜症に類似した内分泌療法が行われることが多いですが、それだけでは解決しきれないケースも多く存在します
病巣が局所的で、かつ摘出後に子宮筋層が修復可能な場合は子宮腺筋症摘出術も選択肢に入ります

高年齢の場合は手術によるリスクだけでなく術後の避妊期間における妊孕能の低下も考慮しなければならない点があります
そのため個々の患者に対して十分なインフォームドコンセントを行い治療方針を練る必要があると言えます

  • ARTの希望がある場合は、まずはARTから始めることも可能です
  • 子宮腺筋症が疑われる不妊の原因で病巣が局所的であれば子宮腺筋症摘出術も適応になる場合がある
  • 子宮腺筋症摘出術後は避妊期間を設け、その後に妊娠を計画する
  • 特に年齢が高い場合は術後の避妊期間中の妊孕能の低下を考慮して摘出術前に採卵して凍結胚を確保することもあります
子宮腺筋症合併不妊の治療方針は確立されていませんが理由として子宮腔の変形内腔の蠕動の異常子宮内膜の異常、さらには活性酸素の変化などが挙げられています

治療の選択肢や方針は多岐に渡ります。それゆえに医師としっかりとコミュニケーションを取りながら個々の状況に最も適した治療方針を選ぶことが重要と言えるでしょう

子宮腺筋症と東洋医学

子宮内膜は通常、子宮の内側でその機能を果たしますが組織が子宮の筋肉層(子宮筋層)へ侵入し増殖する症状を子宮腺筋症と称します

症状の根底にある原因はまだはっきりしていませんが30代後半以降の年齢層や妊娠経験がある女性に多く見られます

エストロゲンという女性ホルモンの作用によって、この内膜組織は増殖し子宮そのものも次第に大きくなっていきます
この過程で子宮内膜の面積が広がり子宮自体の収縮が過剰になる場合があります

過剰な子宮の収縮は経血量の増加を引き起こし、その結果貧血のリスクも高まります
さらに収縮によって子宮が虚血状態に陥ると痛みを伴う生理痛が発生することも多いです
したがって子宮腺筋症において主要な自覚症状は、経血量の過多と激しい生理痛となります

かつては、子宮腺筋症と子宮筋腫の鑑別はエコーなどの画像診断で難しかったものの近年のMRI技術の進展により、より正確な鑑別が可能となっています。子宮筋腫もエストロゲンにより大きくなり、閉経後には萎縮する傾向があります

子宮筋腫が発生する場所によって出てくる症状が異なることがあります
位置によっては不正出血、経血量の過多、または不妊の原因ともなる場合があります

東洋医学の視点では、子宮内膜症と同様に「瘀血」(血の滞り)と解釈されることが多いです

  • 子宮腺筋症とは子宮筋層に子宮内膜組織が侵入・増殖する症状
  • 主な自覚症状は経血量の過多と強い生理痛
  • エストロゲンの影響が大きい
  • 子宮筋腫とは異なるが合併するケースも
  • MRIによる鑑別が可能
  • 東洋医学では「瘀血」と解釈される場合もある

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院での対策

不妊専門クリニック・セカンドオピニオン(脳神経内科・外科)の治療を優先した上で、卵子の質を下げないように生活の改善(血液成分)と施術で自律神経のコントロールを行いホルモンの安定を図っていきます。東洋医学では「養生」という基本的な考えがあります(西洋医学では恒常性=ホメオスタシス)千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院ではこの東洋医学・西洋医学の基本を大切に行い人間の持つ、本来の力を西洋医学の力を借りて最大限引き出す事を1番に考えております。

養生とは

医療と養生は密接に関連していて特に東洋医学ではこの関係性が強調されます。治療だけでなく生活習慣や生理状態も考慮に入れて全体的な健康を促進するのが養生の目的です

過去には養生が治療に匹敵するかそれ以上の価値を持っていたことから多くの養生法や知識が蓄積されています。東洋医学では病気になる前の状態を整えることを重要視しており非病理的な要素も治療の一環として考慮されます

食事に関する養生法、運動も多く存在し、これらは全体的な健康維持や疾病予防に役立つとされています。

現在では東洋医学としての養生は漢方や針灸を用いた疾病予防と健康維持に焦点を当てられて対処療法的に行われている感が多く感じていますが西洋・近代医学だけでなく伝統医学でも共通の理念とされているのが、東洋医学・医師を目指す学生が入学して1週間以内に学ぶ「養生」・「恒常性=ホメオスタシス」となっております。

鍼灸・整体で卵子の質を下げないとは?

卵子の質でよく使われる言葉、「卵子の質を上げる」これは無理です。ではどうすれば良いのか?単純で「卵子の質を下げない」これが「良い卵子≒DNAの断片化がない卵子」の獲得方法となります。便宜上「卵子の質を上げる」と言っているのであれば意味は上がりますが、これをやると・飲むと「卵子の質が上がります」は無知な治療院の判断基準となります。

10秒も掛からないので「DNAの断片化を起こしにくくすることができるかもしれない」とでも言い「卵子の質をあげる」という間違った認識を正す事で、これから10年・20年先の不妊に悩む方々への正しい知識で妊活をしてもらう為に必要な事だと思います。

卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
リンク元:翻訳機能を使いお読みくださいhttps://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5

このように排卵に向かう半年から1年にかけ「卵子は老化」するのであって、その老化≒DNAの断片化の起きる割合が20代と40代では圧倒的に違うだけなのです。単純に「防御をトコトン」やれば良いこれだけなのです。それだけで40代の妊娠や低AMH群・多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を数多く出せる鍼灸院・整体院の出来上がりです。

「生活リズムが乱れる、すなわち、「生体リズム」が乱れると下記のような病気をもたらすことが遺伝子操作実験から明らかにされています。
生活習慣病になります。高血圧には時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per2、)が関係し、メタボリック症候群には時計遺伝子Clockが関係しています。

  • 糖尿病では、B-mal1、Clock、Per2、が関係しています。
  • コレステロールが高くなることには、肝臓時計と中枢時計の不調和でインスリンが関係するらしいです。
  • 骨が脆くなります。骨は昼間に溶けて夜作りかえられますこの骨のリモデリングにはレプチンと交感神経系と時計遺伝子(B-mal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。
  • 早期老化がおこり寿命が短くなります。血管内皮細胞で産生される一酸化窒素(NO)が関係し、このNOと時計遺伝子(B-mal1、Per2、)が関係しています。
  • 癌との関係、時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。このいづれかに異常があると内臓がんが発生しよい。Per1、Per2は発癌頻度をたかめ、Cry1、Cry2は血液がん(悪性リンパ腫)に関係していることなどが見出されました。

以上の現象から体内時計(生体リズム)は細胞分裂のリズム、DNA障害有無の監視修復、生理機能の円滑推進の監視・管理を担っていると考えられます。
乱れた生活リズムを正し、朝日を浴びて、朝食を十分に食べてよく働くことに健康の基礎があるようです
引用元:三豊・観音寺市医師会

これを体内全ての細胞と置き換えられるか変えられないかで意味は変わります。卵子と言うものは女性の細胞で1番大きな細胞という事を認識したうえでどのように影響を与えるのかを考えた方が良いです。

鍼灸院・整体院での不妊に対しての施術・生活改善のアドバイス

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院では施術・アドバイスには全て西洋医学的にもエビデンス(根拠)がある「卵子の保護」・「ホルモンのコントロール」を行っております。

当院の体質改善