心因性無月経

心因性無月経とは

重要度
不妊クリニックで見逃される度
(3.0)
不妊関連度
(4.0)
健康診断の結果でわかる度
(3.0)
ホルモン値でわかる度
(4.0)
問診で発覚
(5.0)
東洋医学での対応
(5.0)
セカンドオピニオン活用
(4.0)
  • 不妊クリニックで見逃される度は、不妊専門クリニックでは重要視されていない部分
  • 健康診断の結果Aとは健康のAではなく基準値のAです。(基準値内でも不調の原因が読み取れる場合も
  • ホルモン値でわかる度は、専門のクリニックに行けば注意される、指摘されるレベルを指しています
  • 問診で発覚は、不妊を宣伝している鍼灸・整体院でも初診時の問診で発覚できるレベル
  • 東洋医学での対応とは、生活習慣含め思考や養生で対応できるレベル
  • セカンドオピニオン活用は、不妊専門クリニックで対応しない場合はセカンドオピニオン活用重要視しているクりニックへの転院の勧めレベルです

 

心因性無月経と無月経

心身医学的要因が背景にある続発性無月経には代表的なケースが存在します。その中でも機能性視床下部性無月経(FHA)と薬剤性無月経が特に注目されています。FHAにおいては心理社会的ストレスや体重減少、過度な運動などが影響して視床下部のゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)のパルス状分泌が障害されます。この状態は心因性無月経、体重減少性無月経、運動性無月経といったように原因によってさまざまな名前で呼ばれます。中でも神経性やせ症(または神経性無食欲症)は最も治療が難しいとされる病態であり専門的な治療が必要とされます

一方で薬剤性無月経のケースでは多くの場合、定型抗精神病薬による高プロラクチン血症が引き金となっています。高プロラクチン血症によって月経周期に影響が出ることが多いのです

更に原発性卵巣機能不全(POI)について、この病態は若年女性の心理に大きな影響を及ぼす可能性がありますが心理的負荷と対処法については、あまり研究されていない現状があります。特に血中エストロゲンの急激な低下が気分に及ぼす影響、さらに無月経に対する不安感、POIにおける心理的な側面として重要な要素であります

 

ひとりごと

ストレスが悪いという話は良く聞きますが、これから出てくる恒常性を乱すような症状が出ていなければ、心因性の問題としてはそこまで大きく関わっていないと感じています。

ストレスにより寝れないと言いますが、結局は理由として、暴飲暴食・テレビやネットを見ている時間が多くなり生活リズムを乱しているケースが多いです。逃避行動により恒常性・養生を乱しているのか、必死になっていても乱れているのかで対処法を変えております

※当院では問診表の仕事がある時間と休日の起床時間の違いをまずはチェックします。

 

ストレスとは

ストレスに関する理解は非常に重要であり、概念は多面的なものと捉えられるべきです。元々「ストレス」という言葉は物理学から来ており物体に何らかの力が作用した際に生じる変形や歪みを表す言葉でした。この概念が生物学や心理学に応用され現在では人体や心に外部から加わる負荷や圧力全般を指すようになっています

私たちの身体は多くの外部環境要因、気温、湿度、食事のような要素にも影響されます。これらの要因が変化すると血糖値などの体内環境もそれに伴って変動します。私たちの身体はホメオスタシスと呼ばれる仕組みを通じて内部環境を一定に保とうとする働きがあります

この恒常性を乱す可能性のある外的または内的な要素がストレスであり、体的な原因を「ストレッサー」と称します。ストレッサーは物理的なものだけでなく心理的、社会的な要素も含んでいます。例えば仕事のプレッシャー、人間関係、健康状態などがそれに該当します

ストレスが生体に与える影響は多岐にわたり、その結果として生じる症状や反応も様々です。短期的なストレス反応は時には集中力を高めるなどのポジティブな効果ももたらしますが長期的なストレスは心身の健康に悪影響を及ぼすことが多いです

ストレス、特に女性のホルモンバランスに影響を与える場合があり婦人科領域での疾患にも繋がることが知られています。したがってストレスの理解と管理は多くの医学的疾患や心理的健康にも深く関連していると言えるでしょう

ストレスと自律神経

ストレスによって心と体に生じる複雑な反応は専門的な観点から考察すると非常に興味深く、この反応は主に四つのカテゴリーに分けられると言われています

自律神経系内分泌系免疫系情動(感情)に起因する反応です

自律神経系

ストレスがかかると交感神経が活性化し体を戦闘態勢に置く役割を果たします。この状態が持続すると自律神経失調症に繋がる可能性が高くなります。更に交感神経は副腎髄質を刺激して、アドレナリンというホルモンを分泌させアドレナリンが体内に放出されることで交感神経の働きが一層高まります

内分泌系の反応

こちらは主に視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA系)が関与します。このHPA系はコルチゾールという抗ストレスホルモンを分泌する働きがあります。このコルチゾールは短期的には有用ですが長期間のストレスに曝されるとコルチゾールの分泌が過度となり体内のバランスを崩してしまう可能性があります

免疫系

ストレスは大きな影響を持っています。自律神経系と内分泌系によって調節される免疫系はストレスが継続するとその機能が抑制されサイトカインが分泌されます。これらのサイトカインは発熱を調節する役割もありストレスによって微熱が続くことがあります

情動

これは上記の三つの生理的な反応と密接に関連しています。感情の動きがこれらの反応に影響を与え複雑なストレス反応を生み出します

ストレスによる心と体の反応は多面的で複雑です。各システムが互いに影響を及ぼしながら総合的な反応を形成しています。このような知見は婦人科領域での診療においても患者さんのストレス管理やその後の健康状態に影響を与える可能性があるため非常に重要です

 

ぬくもり鍼灸院・整体院での対策

当院でのストレスへの対策としては、まずは体内時計・生活習慣を改善として上記のストレスと自律神経の関連性に関して問題が起きないようにする事を優先とします。それにより内分泌系や自律神経に関わるストレスを低減し負の連鎖を軽減させる事を目的とします。

自分の感じるストレスの低減をするより、ストレスを感じ肉体的なストレスが加わっている場合は、肉体的なストレスの緩和をした方が排卵(生理もしくは生理周囲の乱れ)が改善される事が多くあります。

心因ストレスの緩和をしてから、緩和までの期間に加わった肉体的なストレスの緩和をするのか?

直に肉体的なストレスから手を付けるのか?

どちらの期間の方が早く妊娠へ導けるのか?これを優先して考えております。

 

ぬくもり鍼灸院・整体院の不妊に対する考え

不妊専門クリニック・セカンドオピニオン(脳神経内科・外科)の治療を優先した上で、卵子の質を下げないように生活の改善(血液成分)と施術で自律神経のコントロールを行いホルモンの安定を図っていきます。東洋医学では「養生」という基本的な考えがあります(西洋医学では恒常性=ホメオスタシス)千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院ではこの東洋医学・西洋医学の基本を大切に行い人間の持つ、本来の力を西洋医学の力を借りて最大限引き出す事を1番に考えております。

養生とは

医療と養生は密接に関連していて特に東洋医学ではこの関係性が強調されます。治療だけでなく生活習慣や生理状態も考慮に入れて全体的な健康を促進するのが養生の目的です

過去には養生が治療に匹敵するかそれ以上の価値を持っていたことから多くの養生法や知識が蓄積されています。東洋医学では病気になる前の状態を整えることを重要視しており非病理的な要素も治療の一環として考慮されます

食事に関する養生法、運動も多く存在し、これらは全体的な健康維持や疾病予防に役立つとされています。

現在では東洋医学としての養生は漢方や針灸を用いた疾病予防と健康維持に焦点を当てられて対処療法的に行われている感が多く感じていますが西洋・近代医学だけでなく伝統医学でも共通の理念とされているのが、東洋医学・医師を目指す学生が入学して1週間以内に学ぶ「養生」・「恒常性=ホメオスタシス」となっております。

卵子の質を下げないとは?

卵子の質でよく使われる言葉、「卵子の質を上げる」これは無理です。ではどうすれば良いのか?単純で「卵子の質を下げない」これが「良い卵子≒DNAの断片化がない卵子」の獲得方法となります。便宜上「卵子の質を上げる」と言っているのであれば意味は上がりますが、これをやると・飲むと「卵子の質が上がります」は無知な治療院の判断基準となります。

10秒も掛からないので「DNAの断片化を起こしにくくすることができるかもしれない」とでも言い「卵子の質をあげる」という間違った認識を正す事で、これから10年・20年先の不妊に悩む方々への正しい知識で妊活をしてもらう為に必要な事だと思います。

卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
リンク元:翻訳機能を使いお読みくださいhttps://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5

このように排卵に向かう半年から1年にかけ「卵子は老化」するのであって、その老化≒DNAの断片化の起きる割合が20代と40代では圧倒的に違うだけなのです。単純に「防御をトコトン」やれば良いこれだけなのです。それだけで40代の妊娠や低AMH群・多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を数多く出せる鍼灸院・整体院の出来上がりです。

「生活リズムが乱れる、すなわち、「生体リズム」が乱れると下記のような病気をもたらすことが遺伝子操作実験から明らかにされています。
生活習慣病になります。高血圧には時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per2、)が関係し、メタボリック症候群には時計遺伝子Clockが関係しています。

  • 糖尿病では、B-mal1、Clock、Per2、が関係しています。
  • コレステロールが高くなることには、肝臓時計と中枢時計の不調和でインスリンが関係するらしいです。
  • 骨が脆くなります。骨は昼間に溶けて夜作りかえられますこの骨のリモデリングにはレプチンと交感神経系と時計遺伝子(B-mal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。
  • 早期老化がおこり寿命が短くなります。血管内皮細胞で産生される一酸化窒素(NO)が関係し、このNOと時計遺伝子(B-mal1、Per2、)が関係しています。
  • 癌との関係、時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。このいづれかに異常があると内臓がんが発生しよい。Per1、Per2は発癌頻度をたかめ、Cry1、Cry2は血液がん(悪性リンパ腫)に関係していることなどが見出されました。

以上の現象から体内時計(生体リズム)は細胞分裂のリズム、DNA障害有無の監視修復、生理機能の円滑推進の監視・管理を担っていると考えられます。
乱れた生活リズムを正し、朝日を浴びて、朝食を十分に食べてよく働くことに健康の基礎があるようです
引用元:三豊・観音寺市医師会

これを体内全ての細胞と置き換えられるか変えられないかで意味は変わります。卵子と言うものは女性の細胞で1番大きな細胞という事を認識したうえでどのように影響を与えるのかを考えた方が良いです。

当院の不妊に対しての施術・生活改善のアドバイス

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院では施術・アドバイスには全て西洋医学的にもエビデンス(根拠)がある「卵子の保護」・「ホルモンのコントロール」を行っております。

当院の体質改善