乳汁漏出性無月経症候群

乳汁漏出性無月経症候群とは

重要度
不妊クリニックで見逃される度
(4.0)
不妊関連度
(5.0)
健康診断の結果でわかる度
(2.0)
ホルモン値でわかる度
(5.0)
問診で発覚
(5.0)
東洋医学での対応
(3.0)
セカンドオピニオン活用
(5.0)
  • 不妊クリニックで見逃される度は、不妊専門クリニックでは重要視されていない部分
  • 健康診断の結果Aとは健康のAではなく基準値のAです。(基準値内でも不調の原因が読み取れる場合も
  • ホルモン値でわかる度は、専門のクリニックに行けば注意される、指摘されるレベルを指しています
  • 問診で発覚は、不妊を宣伝している鍼灸・整体院でも初診時の問診で発覚できるレベル
  • 東洋医学での対応とは、生活習慣含め思考や養生で対応できるレベル
  • セカンドオピニオン活用は、不妊専門クリニックで対応しない場合はセカンドオピニオン活用重要視しているクりニックへの転院の勧めレベルです

 

乳汁漏出性無月経症候群と無月経

乳汁漏出性無月経は、名前の通り、授乳期以外に乳汁の漏出と無月経(月経がない状態)が共存する症状です。この症状の背後には血中プロラクチン値の上昇が見られる場合が多く、約90%にそのような現象が確認されています

プロラクチンは下垂体前葉から分泌されるホルモンで乳汁生成、月経周期の調整、妊娠の維持など多岐にわたる機能があります。 高プロラクチン血症とは、プロラクチンが通常よりも多く血中に存在する状態を指します。一般的な女性でこの症状が確認される確率は0.4%ですが、卵巣機能が異常を示す女性ではその確率は9%~17%と飛躍的に高くなります

具体的な症状としては、月経異常(無月経、希発月経、無排卵周期症、黄体機能不全)が挙げられます。また乳汁漏出、不妊症もこの高プロラクチン血症による可能性があります。 更に高プロラクチン血症が下垂体腫瘍に起因する場合は頭痛や視野狭窄が伴うこともあり得ます

検査においては血清プロラクチン値が基準値を超えることが多く、この高値は使用する検査法によって基準値が異なることに注意が必要です。 EIA法では2.7~28.8ng/mL、IRMA法では1.4~14.6ng/mL、CLIA法では4.3~32.4ng/mLといったように検査法によって基準値にばらつきが見られます

 

ひとりごと

無月経・生理が来ない方で来院される方でたまにいらっしゃいますが、PRLが高いのにそのままカウフマンや治療をはじめているクリニックもある事があります。まずは高い方で乳首を強く抓ると母乳や浸出液が出るのかを確認する事があるのはこの事ですね

またどちらかと言うと高プロラクチンの場合は無月経と言うよりは、排卵が遅い方の方が多い

慣れているクリニックなどはMPIで下垂体を見る為に照会状などが出たりします

 

高プロラクチン血症について

高プロラクチン血症(高PRL血症)は婦人科領域において極めて重要なテーマ性ホルモン異常の一つであり、その発症率は特定の人群で異なる傾向が確認されています。

一般的な女性においては高プロラクチン血症の発生頻度は約0.4%とされています。 この数字は卵巣機能異常を持つ女性では9%から17%と、はるかに高いレベルに跳ね上がります。 さらに無月経を有する女性に絞ると0%以上が高プロラクチン血症であるとも指摘されています

無月経と乳汁漏出いわゆる「乳汁漏出性無月経」の症状を示す女性の中では驚くべきことに60%以上が高プロラクチン血症と診断されるケースも報告されています。 このような数字は特に無月経や乳汁漏出に悩む女性そしてそれに対する治療を行う場合は非常に重要な情報となるります

プロラクチンは乳汁の生成や月経周期、さらには妊娠の維持といった多岐にわたる生理機能に関与するホルモンです。 このホルモンの過剰な分泌は無月経や希発月経、無排卵周期症、黄体機能不全といった月経異常を引き起こす可能性があります

ぬくもり鍼灸院・整体院での対策

プロラクチンは脳下垂体から分泌される成長ホルモンであり多機能を持っています。授乳の制御に関与するだけでなく他のホルモンの調節やストレスの緩和にも寄与しています。その数値が正常範囲から逸脱すると体に多様な影響を及ぼすことが知られています

この症状には顕在性と潜在性の二つの型が存在し 顕在性は数値が常に高い状態を指し潜在性は特定の条件下、例えば夜間や体調が悪い際にプロラクチンの数値が上昇するケースです。いずれも不妊症に影響を及ぼす可能性があり具体的には卵胞の成長阻害排卵障害黄体機能障害などが引き起こされ得ます

高プロラクチン血症の原因は多岐にわたりますが遺伝的要素や特定の薬物(抗うつ剤慢性胃炎や胃潰瘍治療薬など)の長期服用が関与する場合もあります。加えてストレスを溜めやすい性格短い睡眠時間夜勤などの生活習慣も影響するとされています。

治療については、生活習慣の見直しが基本的な対策とされています。特に睡眠は重要で、午後11時には寝るようにして6~8時間の質の良い睡眠を確保することが推奨されます

薬の副作用など、二人目不妊開始時で良くあるまだ授乳中など個別での対処

を行っております

 

ぬくもり鍼灸院・整体院の不妊に対する考え

不妊専門クリニック・セカンドオピニオン(脳神経内科・外科)の治療を優先した上で、卵子の質を下げないように生活の改善(血液成分)と施術で自律神経のコントロールを行いホルモンの安定を図っていきます。東洋医学では「養生」という基本的な考えがあります(西洋医学では恒常性=ホメオスタシス)千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院ではこの東洋医学・西洋医学の基本を大切に行い人間の持つ、本来の力を西洋医学の力を借りて最大限引き出す事を1番に考えております。

養生とは

医療と養生は密接に関連していて特に東洋医学ではこの関係性が強調されます。治療だけでなく生活習慣や生理状態も考慮に入れて全体的な健康を促進するのが養生の目的です

過去には養生が治療に匹敵するかそれ以上の価値を持っていたことから多くの養生法や知識が蓄積されています。東洋医学では病気になる前の状態を整えることを重要視しており非病理的な要素も治療の一環として考慮されます

食事に関する養生法、運動も多く存在し、これらは全体的な健康維持や疾病予防に役立つとされています。

現在では東洋医学としての養生は漢方や針灸を用いた疾病予防と健康維持に焦点を当てられて対処療法的に行われている感が多く感じていますが西洋・近代医学だけでなく伝統医学でも共通の理念とされているのが、東洋医学・医師を目指す学生が入学して1週間以内に学ぶ「養生」・「恒常性=ホメオスタシス」となっております。

卵子の質を下げないとは?

卵子の質でよく使われる言葉、「卵子の質を上げる」これは無理です。ではどうすれば良いのか?単純で「卵子の質を下げない」これが「良い卵子≒DNAの断片化がない卵子」の獲得方法となります。便宜上「卵子の質を上げる」と言っているのであれば意味は上がりますが、これをやると・飲むと「卵子の質が上がります」は無知な治療院の判断基準となります。

10秒も掛からないので「DNAの断片化を起こしにくくすることができるかもしれない」とでも言い「卵子の質をあげる」という間違った認識を正す事で、これから10年・20年先の不妊に悩む方々への正しい知識で妊活をしてもらう為に必要な事だと思います。

卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
リンク元:翻訳機能を使いお読みくださいhttps://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5

このように排卵に向かう半年から1年にかけ「卵子は老化」するのであって、その老化≒DNAの断片化の起きる割合が20代と40代では圧倒的に違うだけなのです。単純に「防御をトコトン」やれば良いこれだけなのです。それだけで40代の妊娠や低AMH群・多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を数多く出せる鍼灸院・整体院の出来上がりです。

「生活リズムが乱れる、すなわち、「生体リズム」が乱れると下記のような病気をもたらすことが遺伝子操作実験から明らかにされています。
生活習慣病になります。高血圧には時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per2、)が関係し、メタボリック症候群には時計遺伝子Clockが関係しています。

  • 糖尿病では、B-mal1、Clock、Per2、が関係しています。
  • コレステロールが高くなることには、肝臓時計と中枢時計の不調和でインスリンが関係するらしいです。
  • 骨が脆くなります。骨は昼間に溶けて夜作りかえられますこの骨のリモデリングにはレプチンと交感神経系と時計遺伝子(B-mal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。
  • 早期老化がおこり寿命が短くなります。血管内皮細胞で産生される一酸化窒素(NO)が関係し、このNOと時計遺伝子(B-mal1、Per2、)が関係しています。
  • 癌との関係、時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。このいづれかに異常があると内臓がんが発生しよい。Per1、Per2は発癌頻度をたかめ、Cry1、Cry2は血液がん(悪性リンパ腫)に関係していることなどが見出されました。

以上の現象から体内時計(生体リズム)は細胞分裂のリズム、DNA障害有無の監視修復、生理機能の円滑推進の監視・管理を担っていると考えられます。
乱れた生活リズムを正し、朝日を浴びて、朝食を十分に食べてよく働くことに健康の基礎があるようです
引用元:三豊・観音寺市医師会

これを体内全ての細胞と置き換えられるか変えられないかで意味は変わります。卵子と言うものは女性の細胞で1番大きな細胞という事を認識したうえでどのように影響を与えるのかを考えた方が良いです。

当院の不妊に対しての施術・生活改善のアドバイス

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院では施術・アドバイスには全て西洋医学的にもエビデンス(根拠)がある「卵子の保護」・「ホルモンのコントロール」を行っております。

当院の体質改善