頚管粘液分泌不全

頚管粘液分泌不全とは

重要度
不妊クリニックで見逃される度
(5.0)
不妊関連度
(1.0)
健康診断の結果でわかる度
(2.0)
ホルモン値でわかる度
(2.0)
問診で発覚
(5.0)
東洋医学での対応
(5.0)
セカンドオピニオン活用
(1.0)
  • 不妊クリニックで見逃される度は、不妊専門クリニックでは重要視されていない部分
  • 健康診断の結果Aとは健康のAではなく基準値のAです。(基準値内でも不調の原因が読み取れる場合も
  • ホルモン値でわかる度は、専門のクリニックに行けば注意される、指摘されるレベルを指しています
  • 問診で発覚は、不妊を宣伝している鍼灸・整体院でも初診時の問診で発覚できるレベル
  • 東洋医学での対応とは、生活習慣含め思考や養生で対応できるレベル
  • セカンドオピニオン活用は、不妊専門クリニックで対応しない場合はセカンドオピニオン活用重要視しているクりニックへの転院の勧めレベルです

頚管粘液分泌不全精子−頸管粘液適合異常は、不妊の一因とされています精子が射精された後に子宮の入り口近くにある粘液質の頸管粘液を通って子宮内へ進む必要があります。この頸管粘液が充分に分泌されていないと精子は子宮内に侵入するのが困難になります

頸管粘液は精子にとって重要な役割を果たし精子が数時間ここで滞留することで受精に不可欠な機能的な変化が促されます。この過程で何らかの障害があると受精の確率は大きく低下します。

特定の女性は精子に対する免疫異常、具体的には不動化抗体を持っている場合もあります。これが陽性であれば精子の動きが制限され受精が妨げられる可能性が高まります

このような問題に対する初歩的な検査手段としてフーナーテストが一般的に用いられます。フーナーテストで異常が確認された場合は最初の治療オプションとして人工授精が検討されます。人工授精で妊娠が実現しない状況下で次に体外受精が考慮されることも多いです。特に不動化抗体や抗精子抗体が陽性であれば最初から体外受精を行う必要がある場合も考えられます

頚管粘液分泌不全と無月経(卵胞が見えない)

頚管粘液分泌不全と無月経(卵胞が見えない)はそれぞれ異なる症状であ、直接的な関連性は報告されていない。しかし、それぞれの症状が生じる背景にはホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣など共通する要素も存在します

頚管粘液分泌不全と排卵障害(育たない・空胞が多い)

頚管粘液分泌不全排卵障害との関連性について、一般的には直接的な関連が少ないとされています。いずれも不妊の原因となり得る問題ですので、両方が存在する場合にはその影響は無視できないでしょう

頚管粘液分泌不全は頚管から分泌される粘液の量や質に問題がある場合を指します。この状態が続くと精子の移動が妨げられ受精が困難になる可能性があります
一方で排卵障害は主に卵巣が正常に機能していない状態を指し、これによって妊娠が難しくなる場合があります

  • ホルモンのバランスの乱れ: プロゲステロンやエストロゲンといったホルモンの不均衡は頚管粘液の質にも影響を及ぼす可能性があります。また排卵障害にも直接関わっています
  • ストレス精神的なストレスはホルモンバランスに影響を与え頚管粘液や排卵に影響を及ぼすことがあります
  • 体重の急激な変化体重の急激な増減はホルモンに影響を与え排卵障害や頚管粘液の質に問題を引き起こす可能性があります
  • 生活習慣の乱れ睡眠不規則な生活や睡眠不足は体内時計とホルモンバランスに影響を与える可能性があります

頚管粘液分泌不全と体外受精(凍結が出来ない・卵子の質)

体外受精の手法では、精子と卵子は体外で受精させるため頚管粘液の影響を受けにくいと言えます。したがって頚管粘液分泌不全が問題となる場合は自然妊娠の場合や人工授精の場合です。体外受精では、この障害が大きな問題になることは少ないと考えられます

頚管粘液分泌不全と着床不全

頚管粘液は、子宮頸管から分泌される粘液であり、通常は精子の進行を助ける役割があります。
分泌不全の場合、理論的には妊娠の可能性が低くなる可能性が考えられます。
一方で着床不全は、受精卵が子宮内膜にうまく着床できない状態を指します。
着床は妊娠成立の重要なステップであり子宮内膜の状態、ホルモンのバランスなど多くの要素に影響されます

頚管粘液分泌不全と着床不全が直接的に関連する証拠は限られているため一概に両者が関連しているとは言えません

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院での対策

不妊専門クリニック・セカンドオピニオン(脳神経内科・外科)の治療を優先した上で、卵子の質を下げないように生活の改善(血液成分)と施術で自律神経のコントロールを行いホルモンの安定を図っていきます。東洋医学では「養生」という基本的な考えがあります(西洋医学では恒常性=ホメオスタシス)千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院ではこの東洋医学・西洋医学の基本を大切に行い人間の持つ、本来の力を西洋医学の力を借りて最大限引き出す事を1番に考えております。

養生とは

医療と養生は密接に関連していて特に東洋医学ではこの関係性が強調されます。治療だけでなく生活習慣や生理状態も考慮に入れて全体的な健康を促進するのが養生の目的です

過去には養生が治療に匹敵するかそれ以上の価値を持っていたことから多くの養生法や知識が蓄積されています。東洋医学では病気になる前の状態を整えることを重要視しており非病理的な要素も治療の一環として考慮されます

食事に関する養生法、運動も多く存在し、これらは全体的な健康維持や疾病予防に役立つとされています。

現在では東洋医学としての養生は漢方や針灸を用いた疾病予防と健康維持に焦点を当てられて対処療法的に行われている感が多く感じていますが西洋・近代医学だけでなく伝統医学でも共通の理念とされているのが、東洋医学・医師を目指す学生が入学して1週間以内に学ぶ「養生」・「恒常性=ホメオスタシス」となっております。

鍼灸・整体で卵子の質を下げないとは?

卵子の質でよく使われる言葉、「卵子の質を上げる」これは無理です。ではどうすれば良いのか?単純で「卵子の質を下げない」これが「良い卵子≒DNAの断片化がない卵子」の獲得方法となります。便宜上「卵子の質を上げる」と言っているのであれば意味は上がりますが、これをやると・飲むと「卵子の質が上がります」は無知な治療院の判断基準となります。

10秒も掛からないので「DNAの断片化を起こしにくくすることができるかもしれない」とでも言い「卵子の質をあげる」という間違った認識を正す事で、これから10年・20年先の不妊に悩む方々への正しい知識で妊活をしてもらう為に必要な事だと思います。

卵子の元になる「卵母細胞」が何十年もほぼ老化しない理由が明らかに
リンク元:翻訳機能を使いお読みくださいhttps://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5

このように排卵に向かう半年から1年にかけ「卵子は老化」するのであって、その老化≒DNAの断片化の起きる割合が20代と40代では圧倒的に違うだけなのです。単純に「防御をトコトン」やれば良いこれだけなのです。それだけで40代の妊娠や低AMH群・多嚢胞性卵巣症候群からの妊娠を数多く出せる鍼灸院・整体院の出来上がりです。

「生活リズムが乱れる、すなわち、「生体リズム」が乱れると下記のような病気をもたらすことが遺伝子操作実験から明らかにされています。
生活習慣病になります。高血圧には時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per2、)が関係し、メタボリック症候群には時計遺伝子Clockが関係しています。

  • 糖尿病では、B-mal1、Clock、Per2、が関係しています。
  • コレステロールが高くなることには、肝臓時計と中枢時計の不調和でインスリンが関係するらしいです。
  • 骨が脆くなります。骨は昼間に溶けて夜作りかえられますこの骨のリモデリングにはレプチンと交感神経系と時計遺伝子(B-mal1、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。
  • 早期老化がおこり寿命が短くなります。血管内皮細胞で産生される一酸化窒素(NO)が関係し、このNOと時計遺伝子(B-mal1、Per2、)が関係しています。
  • 癌との関係、時計遺伝子(B-mal1、Clock、Per1、Per2、Cry1、Cry2)が関係しています。このいづれかに異常があると内臓がんが発生しよい。Per1、Per2は発癌頻度をたかめ、Cry1、Cry2は血液がん(悪性リンパ腫)に関係していることなどが見出されました。

以上の現象から体内時計(生体リズム)は細胞分裂のリズム、DNA障害有無の監視修復、生理機能の円滑推進の監視・管理を担っていると考えられます。
乱れた生活リズムを正し、朝日を浴びて、朝食を十分に食べてよく働くことに健康の基礎があるようです
引用元:三豊・観音寺市医師会

これを体内全ての細胞と置き換えられるか変えられないかで意味は変わります。卵子と言うものは女性の細胞で1番大きな細胞という事を認識したうえでどのように影響を与えるのかを考えた方が良いです。

鍼灸院・整体院での不妊に対しての施術・生活改善のアドバイス

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院では施術・アドバイスには全て西洋医学的にもエビデンス(根拠)がある「卵子の保護」・「ホルモンのコントロール」を行っております。

当院の体質改善