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起立性調節障害が朝起床を難しくする理由

起立性調節障害が朝の起床を難しくする理由

起立性調節障害が朝起床を難しくする理由

起立性調節障害は朝の起床時に強い倦怠感やめまい動悸などの症状が特徴的です。このため特に朝の時間帯に起き上がるのが難しく学校や仕事に遅れることが多くなりがちです。ここでは、なぜ起立性調節障害を持つ方が朝が苦手なのか、その理由を様々な観点から説明いたします

自律神経の働きの乱れ

起立性調節障害は自律神経の働きが乱れることで引き起こされます。自律神経は無意識に行われる体内の機能(心拍数、血圧、消化など)をコントロールしています。この自律神経には交感神経と副交感神経の2つの働きがあります

交感神経日中の活動時に働き体を活性化しエネルギーを供給します
副交感神経夜間やリラックスしているときに働き体を休息させます

この2つの神経がバランスよく働くことで私たちの体は適切に機能しています。しかし起立性調節障害の方は朝の起床時にこのバランスが崩れやすくなり交感神経が十分に働かず副交感神経が過剰に優位な状態が続きます。これにより朝起きるのが難しく体を動かす際に必要なエネルギーを供給する交感神経がうまく働かないため体がだるく感じるのです

血圧調整機能の問題

起立性調節障害のもう一つの特徴は血圧の調整がうまくいかないことです。通常、朝起き上がると体が縦に移動することで心臓が素早く血圧を調整し脳に十分な血液を送る必要があります。しかし起立性調節障害の方は、この血圧調整機能がうまく働かず立ち上がるときに血圧が急激に下がってしまい脳に十分な血液が届かない状態になります。これが朝起きたときのめまいや立ちくらみ、さらには倦怠感の原因の一つです

朝の血圧調整が難しい理由
  • 血圧がうまく調整されないため脳に十分な血液が届かず、めまいや倦怠感が起こりやすい
  • 朝の血液循環が悪くなり体が十分に目覚めないまま活動を始めることで疲労感が強まります

体内時計の乱れ

私たちの体は体内時計(サーカディアンリズム)という周期で動く仕組みで調整されています。この体内時計は脳の視交叉上核という部分で管理され外部の光や温度の変化によってリズムを維持しています。通常、朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、体が活動モードに切り替わります。しかし起立性調節障害の方は、この体内時計が乱れやすく朝の光を受けても体が目覚める機能がうまく働かないことがあります

昼夜逆転の生活

特に夜遅くまで起きていることが多い中学生や高校生は夜型の生活が定着しやすく朝の光を浴びる時間が少なくなります。これにより体内時計がリズムを保てなくなり朝の時間に起きるのがとても難しくなります

メラトニン分泌の問題

また体内時計に深く関わるホルモンであるメラトニンの分泌リズムも起立性調節障害の方では乱れている可能性があります。メラトニンは夜間に分泌されて睡眠を促し朝には分泌が減少して体が覚醒モードに切り替わります。しかしメラトニンの分泌がうまく調整されていないと朝になっても体が目覚めず、だるさや眠気を感じやすくなります

睡眠の質の低下

起立性調節障害を持つ方は夜の睡眠の質が低下していることが多いです。十分な睡眠が取れないと体が休息できず朝起きたときに疲労感や倦怠感が残ってしまいます。特に中学生や高校生は学校の宿題や塾、部活動などで夜遅くまで活動することが多く睡眠時間が不足しがちです。この結果、睡眠の質が低下し、翌朝の起床が難しくなるのです

寝つきが悪い

起立性調節障害を持つ方は寝つきが悪く寝るまでに時間がかかることがよくあります。これによって夜の睡眠時間が短くなり朝の疲労感や倦怠感が強くなります

深い睡眠が取れない

さらに深い睡眠(ノンレム睡眠)が十分に取れないこともあります。深い睡眠が不足すると夜間に体が十分に回復できず朝起きたときに疲れが取れず、だるさを感じる原因となります

精神的な要因

起立性調節障害には精神的な要因も関わっています。特に学校生活や友人関係、家庭での問題など、日常生活のストレスが自律神経に影響を与え症状を悪化させることがあります。中学生や高校生は学業や部活動、進路の選択などで多くのプレッシャーを感じやすく、このプレッシャーが精神的な負担となり朝の起床をさらに難しくしている場合があります

学校に行きたくない気持ち

学校でのいじめや友人関係のトラブル、成績への不安など、精神的な負担が大きい場合、学校に行くこと自体がストレスとなります。このような心理的な要因が自律神経の働きを乱し朝起きることがさらに困難になる要因となることがあります

不安や緊張感

朝に感じる不安や緊張感も起立性調節障害の症状を悪化させます。特に学校や仕事で大きなプレッシャーを感じる場合、その不安が自律神経に影響し体がリラックスできない状態が続くことがあります

栄養不足

起立性調節障害の方は栄養不足も朝が苦手な原因の一つです。特に鉄分やビタミンB群が不足している場合、血液循環やエネルギー代謝が悪くなり朝の倦怠感やめまいが強くなることがあります

鉄分不足

鉄分は血液中で酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。鉄分が不足すると酸素供給が不十分になり、朝起きたときに体が十分に目覚めず、だるさや疲労感を感じやすくなります。特に女性は成長期に鉄分が不足しがちで朝起きにくい原因の一つとなります

ビタミンB群不足

ビタミンB群はエネルギー代謝や神経の働きをサポートする重要な栄養素です。これが不足すると体がエネルギーを効率よく生成できなくなり朝のだるさや疲労感が強まります

結論

起立性調節障害を持つ方が朝苦手な理由には自律神経の乱れや血圧調整機能の問題、体内時計の乱れ、睡眠の質の低下、精神的な負担、栄養不足などが複雑に絡み合っています。これらの要素が互いに影響し合うことで、朝の起床が困難になり倦怠感やめまい疲労感が強く感じられるのです

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起立性調節障害でお悩みの方へ「ぬくもり整体院・鍼灸院」

東洋医学と西洋医学の融合

起立性調節障害とは?

自律神経と姿勢の調整がカギ

起立性調節障害は、特に小学生から高校生までの思春期のお子さまに多く見られる症状です。自律神経がうまく働かなくなることで血圧や心拍数の調整が難しくなり立ち上がるときにめまいや疲れを感じたり朝起きるのが辛く学校に行けなくなってしまうこともあります

自律神経の乱れが原因となり起立性調節障害が現れると日常生活が難しくなることもあります。自律神経は血圧や心拍数、消化機能などを調整する神経系で、これが乱れると心身のバランスが崩れてしまいます。結果として起立性調節障害の症状が現れることがあります

千葉県船橋市ぬくもり整体院・鍼灸院では、この自律神経に働きかける施術を専門に行っており特に頚部(首)の緊張を和らげることで自律神経のバランスを整えることを目指しています

起立性調節障害の原因

起立性調節障害(OD)について

起立性調節障害の原因には生活習慣や成長期に起こる体の急激な変化、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどが関係していますが、主な原因は自律神経の不調です

成長期の急激な変化特に思春期のお子さまは急に身長が伸びたり体重が増えたりすることで自律神経がその変化に追いつかなくなることがあります。その結果、血圧や心拍数の調整がうまくいかず、めまいや動悸、立ちくらみなどの症状が現れることがあります
生活習慣の乱れスマートフォンやパソコンの利用時間が増え夜更かしが続くと体内時計が乱れ睡眠の質が低下してしまいます。これが自律神経に悪影響を与えることもあります
ストレス学校生活や受験、友人関係などの精神的なストレスも、自律神経のバランスを崩す一因となります。特にプレッシャーを感じやすいお子さまは、これが原因で症状が悪化することもあります
血液循環の悪化姿勢が悪かったり運動不足が続いたりすると血液の循環が悪くなり自律神経の調整がうまくいかなくなることがあります。立ち上がったときに血圧が急に下がってしまうと、めまいや疲れを感じやすくなります

これらの原因に対処するためには、まず自律神経を整えることがとても大切です。ぬくもり整体院・鍼灸院では、頚部の緊張を緩和することで自律神経の調整を行い症状の改善を目指しています

自律神経への取り組み

原因に対するトータルな改善

自律神経は首や脊柱の周りを通っているため首の筋肉や神経に働きかけることが非常に重要です。特に首の筋肉が緊張すると神経や血流が圧迫されてしまい自律神経がうまく機能しなくなります。これにより起立性調節障害の症状が悪化することもあります

ぬくもり整体院・鍼灸院では首の緊張を和らげる施術を通じて神経の圧迫を取り除き自律神経のバランスを整えます

超音波を使った無痛施術鍼や灸を使用せず、経絡に沿って超音波を当て深部の筋肉や神経に働きかけます。この超音波施術は無痛で小学生でも安心して受けることができます

首の緊張を緩和首の筋肉が緊張すると自律神経に悪影響が出てしまうため首の筋肉を柔らかくして神経や血管が圧迫されないようにすることが大切です。これにより血液の循環が改善され自律神経が正常に働くよう狙っています

ストレートネックの改善ストレートネックとは首の本来あるべき湾曲が失われてしまい、まっすぐな状態になることです。姿勢が悪かったり、スマートフォンやパソコンの長時間利用が原因で起こることが多く自律神経の乱れや頭痛、肩こりの原因になります。当院ではストレートネックの改善を目的とした施術も行っており起立性調節障害の根本的な原因に働きかけています

自律神経の調整による効果

妊娠中のスーパーライザー

自律神経が整うことで、次のような効果が期待できます

  • 血圧の調整自律神経が正常に働くことで、血圧が安定し立ちくらみやめまいなどの症状が改善されます
  • 心拍数の安定心拍数が整うことで、動悸や息切れが軽減され疲れを感じにくくなります
  • 消化機能の改善自律神経は消化機能にも影響を与えるため消化不良や胃の不快感が改善されることもあります
  • 睡眠の質向上自律神経が整うと深い睡眠がとれるようになり朝の目覚めもスッキリします

小学生でも安心の施術

不安・予期不安ツボ

ぬくもり整体院・鍼灸院では、小学生でも安心して施術を受けられる環境を整えています。施術はすべて無痛で行われ鍼や灸といった痛みを伴う方法ではなく、超音波を使った優しい施術が特徴です

さらに親子で一緒に来院していただけるため保護者の方も一緒にリラックスして施術を受けることができます。お子さまたちは痛みを感じることなく施術を受けることができるため安心して通院していただけます

起立性調節障害に悩む方へ

超音波

起立性調節障害は特に思春期のお子さまにとって大きな負担となり学校生活や日常生活に支障をきたすことがあります。でも正しい取り組みをすることで自律神経が整い症状の改善が期待できます

千葉県船橋市にあるぬくもり整体院・鍼灸院では、首の緊張を和らげて自律神経に直接働きかけることで起立性調節障害の症状を改善するお手伝いをしています。ストレートネックの改善や姿勢の矯正、さらに頭痛や肩こりの軽減にもつながるこの施術は長期的な健康を維持するうえでも役立と信じ施術を行っております

お子さまたちが安心して施術を受け自律神経のバランスを整えて元気な毎日を取り戻せるようにサポートいたします。起立性調節障害でお困りの方は、ぜひ一度ぬくもり整体院・鍼灸院にご相談ください

 

ぬくもり整骨院・整体院院長

自律神経系の施術を得意としてただ身体が楽になるのではなく、身体の細胞が作り出す染色体レベルまで追求し、世界的な染色体検査会社から日本の鍼灸院をはじめ東洋医学で初めてメデイアに呼ばれたのが「ぬくもり鍼灸院・整体院」となります。根拠ある施術は当然としていかに症状を改善させ身体本来の力を取り戻す事に追求した治療院となります

当院の特徴
  • 少しでも施術料を減らす為に、広告費を払いテレビ・雑誌などでは宣伝はしない治療院です(ホットペッパーなどのポータルサイトでも登場しません)
  • 当院にあるメニューでは東洋医学だけではなく西洋医学レベルでの知識も豊富で利用者さんの不安を無意味な言葉の安心ではなく、根拠があり安心できる説明が出来る、また柔軟に施術を変え改善への近道を探す(当然治療費の追加は一切なし)
  • 回数券やフリーパス・予約を迫るなどは一切ないと宣言致します。(そういう時間があるのでしたら時間いっぱいに症状の改善方法を一緒に探しましょう)
  • 初診で不安が強い方などはできるだけ、貸し切り状態で施術を行いますので電話かLINEでご相談ください(付き添いも可能です)

日曜診療・祝日診療・ご相談ください

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伊藤製「複合治療器」これも下総中山駅周辺の整骨院では当院のみ設置
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