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妊娠中にむずむず脚症候群が起こるのはどうして?

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院での「むずむず脚症候群」の施術を行う際の注意事項、当院ではクリニックとの併用を前提としています。医師の診断や治療を受けている方を対象としており症状の改善や状態の確認を行いながら施術を進めていきます。そのため基本的に現在クリニックに通院されている、もしくは過去に通院歴がある方のみの対応となりますので、ご了承ください。併用することでより安全かつ効果的なサポート・相乗効果を狙えると考えています

妊娠中にむずむず脚症候群が起こりやすいのはどうして?

妊娠中にむずむず脚症候群が起こるのはどうして?

妊娠中に「むずむず脚症候群」という夜になると足がむずむずしてじっとしていられなくなる症状に悩まされている方も多くいます

「夜眠りたいのに、どうしても足が気になって動かさないと落ち着かない…」といった経験をしている妊婦さんも多くいます。どうして妊娠中にこういった症状が出やすいのか?


むずむず脚症候群とはどんな症状?

むずむず脚症候群がどのような症状なのか?

 

  • 脚のむずむず感やピリピリ感 むずむず脚症候群の最大の特徴は脚に「むずむず」「ピリピリ」「ジンジン」といった不快な感覚が現れることです。この感覚は皮膚の表面ではなく、脚の奥深く骨や筋肉の中に感じるような独特の不快感で「足の中に虫が這っている感じ」「かゆくて掻けない感じ」と表現する人もいます
  • 安静にしているときに強くなる この不快な感覚は特に体を動かさずに安静にしているときに強くなるのが特徴です。夜にベッドに入って体を休めようとすると急に足の中にむずむず感が出てきて、どうしてもじっとしていられず足を動かしたくなります
  • 足を動かすと一時的に楽になる 不快な感覚は足を動かしたり、さすったりすることで一時的に和らぎます。しかし、またしばらくすると同じ感覚が戻ってきてしまうことが多く、そのため寝つきが悪くなったり夜中に何度も目が覚めてしまったりすることがあります
  • 症状が夜間に強くなりやすい むずむず脚症候群は特に夕方から夜にかけて症状が強まることが多く、これが眠りの質を低下させ睡眠不足の原因になることがあります

 


妊娠中にむずむず脚症候群が起こりやすい理由は?

妊娠中は体にさまざまな変化が起こります。その中でむずむず脚症候群の症状が出やすくなる原因には、いくつかの要因が関わっていると考えられています

鉄分不足

妊娠中は体が赤ちゃんの成長を支えるために通常以上に鉄分を必要とします。赤ちゃんが成長するためには血液を通じて酸素や栄養を送る必要があります。そのため妊娠中の女性は血液量が増え、鉄分の需要が大幅に増加するのです

  • 鉄分の役割: 鉄分は血液中のヘモグロビンの生成に必要な成分であり酸素を体の隅々まで運ぶ役割を担っています。また脳内で「ドーパミン」という神経伝達物質を作るのにも重要です。ドーパミンは体の運動や感覚を調整する働きを持っており鉄分が不足するとドーパミンの生成が滞りやすくなります
  • 鉄分不足とむずむず脚症候群の関係: 妊娠中に鉄分が不足するとドーパミンの働きが低下し、むずむず脚症候群の症状が出やすくなることがわかっています。また鉄欠乏性貧血(体内の鉄分が不足し血液中の赤血球の数が減る状態)になるとRLSの症状がさらに強まることもあります

ホルモンバランスの変化

妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌量が増加し体内のホルモンバランスが大きく変化します。これらのホルモンは妊娠を維持するために必要ですがドーパミンの働きにも影響を及ぼすことが知られています

  • エストロゲンの影響: エストロゲンは脳内のドーパミンの働きを調整する役割を持っています。妊娠中にエストロゲンの分泌量が増加するとドーパミンの分泌や感受性に変化が生じ、それがむずむず脚症候群の症状を引き起こすことがあるのです
  • プロゲステロンの影響: プロゲステロンも神経系に影響を与えるホルモンであり変動がRLSの症状を悪化させる可能性があります

体内の代謝や循環の変化

妊娠すると血液量が増えたり体内の代謝が変化したりと循環器系にも大きな負担がかかります。特に妊娠後期になると拡大した子宮が血管を圧迫し脚の血流が悪くなることがあります

血流の悪化とむずむず感血流が悪くなると脚の筋肉や神経が十分に酸素や栄養を受け取れなくなり、むずむず感やピリピリとした不快感が生じやすくなります

ビタミンやミネラルの不足

妊娠中は鉄分だけでなく、葉酸やマグネシウム、ビタミンB群などの栄養素も多く消費されます。これらの栄養素が不足すると神経の働きが悪くなり、むずむず脚症候群の症状を引き起こしやすくなります

  • マグネシウムの役割: マグネシウムは神経の興奮を抑える働きを持っており、これが不足すると神経が過敏になり脚にむずむず感やしびれ感が現れやすくなります
  • 葉酸の役割: 葉酸は赤血球の生成を助け体の成長や発達に欠かせない栄養素です。葉酸が不足すると鉄分の吸収も悪くなり、むずむず脚症候群の症状を悪化させることがあります

睡眠の質の低下

妊娠中はホルモンバランスの変化やお腹の大きさ頻尿、腰痛などの影響で、睡眠の質が低下しやすくなります。睡眠不足は自律神経のバランスを崩しやすく、むずむず脚症候群の症状を悪化させる原因となります

自律神経とむずむず脚症候群の関係自律神経が乱れると体が十分にリラックスできず脚のむずむず感や不快感が強まることがあります

ストレスや不安の影響

妊娠中は赤ちゃんのことや出産に対する不安、体調の変化に伴うストレスなど、精神的にも不安定になりやすい時期です。このストレスや不安は体の緊張を生み自律神経のバランスを乱してしまいます

ストレスによる症状の悪化:ストレスは交感神経を活性化させ筋肉を緊張させやすくします。これにより、むずむず感やピリピリ感が増し、症状が悪化することがあります


妊娠中のむずむず脚症候群の対策

妊娠中は薬の使用に制限があるため生活習慣の見直しや栄養バランスを整えることが重要です。ここでは妊娠中に試せるむずむず脚症候群の対策をいくつかご紹介します

鉄分やその他の栄養素を補給する

  • 鉄分を多く含む食品:赤身の肉、ほうれん草、豆類、卵などを積極的に摂取しましょう。鉄分は体内で吸収されにくいので、ビタミンC(オレンジ、キウイなど)を一緒に摂ると吸収率が上がります
  • マグネシウムの摂取:マグネシウムを多く含むナッツ類や豆類、全粒穀物を取り入れましょう。これにより神経の過敏性を抑える効果が期待できます
  • 葉酸の補給:葉酸は赤ちゃんの健康な発育にも必要な栄養素です。緑黄色野菜や果物をバランス良く摂りましょう

規則正しい生活とリラックスできる時間を持つ

  • リラックスできる寝室環境を整える:静かで暗く快適な温度の寝室を作りましょう。お腹が大きくなってきたら抱き枕を使って体勢を楽にしたり、腰や脚を支えるクッションを使うと、眠りやすくなります
  • ストレッチや軽い運動を行う:夜寝る前に軽いストレッチを行い脚の血流を促進しましょう。ウォーキングや軽いストレッチ、ヨガなども効果的です
  • リラックス法を取り入れる:深呼吸やリラクゼーション法(例:お風呂で体を温める、アロマテラピー)などを試して心と体を落ち着ける時間を作りましょう

医師や助産師に相談する

妊娠中のむずむず脚症候群は医師や助産師に相談してみましょう。特に症状が生活に支障をきたしている場合や食事で鉄分を補えないと感じる場合は、鉄剤の処方などのサポートを受けることができます


まとめ

妊娠中のむずむず脚症候群は妊娠に伴う体の変化が原因であることが多いため出産後に自然と症状が軽減することがほとんどです。とはいえ症状が強いと毎日の生活や睡眠に大きな影響を与え心身ともに疲れてしまうこともありますよね

生活習慣を見直し無理をしないことが大切です。あなたと赤ちゃんの健康を第一に考え無理せず、リラックスした時間を大切にしてください

当院のむずむず脚症候群の施術

自律神経を整えることを優先として「むずむず脚症候群」の症状(夕方からの不快感)を気にならないレベルまでにすることを狙う施術となります。

日本でも当院でしか受けることができない施術となります。(複合しての施術ですが胸鎖乳突筋後頭下筋群へのリンパマッサージ・筋膜リリース以外は全て自律神経に関してエビデンスがある施術

  • 迷走神経への超音波刺激(1メガヘルツの超音波を皮膚から当てて施術)
  • 乳様突起周辺からの微弱電流(マイクロエレカント)
  • 後頭下筋群・鎖骨部へのハイボルテージ・超音波
  • 星状神経節への近赤外線(スーパーライザーアルファビーム)
  • 内耳への赤外線
  • 胸鎖乳突筋後頭下筋群へのリンパマッサージ・筋膜リリース

むずむず脚症候群整体の料金

施術時間は約60分となります。(ネット予約の場合は自律神経系の施術となり、枠の関係上45分と表示されますが、60から80分と考えてください)

5000円

症状が強い場合は1週目は週2,3回通院、その後にむずむずはあるが寝れるようになったら週1回ぐらいが通院の目安となります。