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むずむず脚症候群、迷走神経と首のコリの関係について

千葉県船橋市ぬくもり鍼灸院・整体院での「むずむず脚症候群」の施術を行う際の注意事項、当院ではクリニックとの併用を前提としています。医師の診断や治療を受けている方を対象としており症状の改善や状態の確認を行いながら施術を進めていきます。そのため基本的に現在クリニックに通院されている、もしくは過去に通院歴がある方のみの対応となりますので、ご了承ください。併用することでより安全かつ効果的なサポート・相乗効果を狙えると考えています

コルチゾールの増加と睡眠、むずむず脚症候群、そして迷走神経と首のコリの関係について

むずむず脚症候群、迷走神経と首のコリの関係について

 

むずむず脚症候群)によって睡眠が妨げられると、コルチゾール(ストレスホルモン)の増加につながり悪循環が生じます。睡眠薬や睡眠導入剤が効果的でない場合、薬の効果を高めるために以下の方法が有効か?

当院のむずむず脚症候群の施術

自律神経を整えることを優先として「むずむず脚症候群」の症状(夕方からの不快感)を気にならないレベルまでにすることを狙う施術となります。

日本でも当院でしか受けることができない施術となります。(複合しての施術ですが胸鎖乳突筋後頭下筋群へのリンパマッサージ・筋膜リリース以外は全て自律神経に関してエビデンスがある施術

  • 迷走神経への超音波刺激(1メガヘルツの超音波を皮膚から当てて施術)
  • 乳様突起周辺からの微弱電流(マイクロエレカント)
  • 後頭下筋群・鎖骨部へのハイボルテージ・超音波
  • 星状神経節への近赤外線(スーパーライザーアルファビーム
  • 内耳への赤外線
  • 胸鎖乳突筋後頭下筋群へのリンパマッサージ・筋膜リリース

 


コルチゾールと睡眠、むずむず脚症候群

コルチゾールとは

  • ストレスホルモンの一種で副腎皮質から分泌されます
  • 体内のエネルギー供給や免疫機能、血圧の調節などに関与します
  • 過剰なコルチゾールは、免疫力の低下や血糖値の上昇、睡眠障害などを引き起こす可能性があります

睡眠とコルチゾールの関係

  • 良質な睡眠はコルチゾールの分泌リズムを正常に保つために重要です
  • 睡眠不足や睡眠の質の低下はコルチゾールの分泌を増加させストレス反応を強めます
  • コルチゾールの増加は、さらに睡眠の質を悪化させるという悪循環を生み出します

むずむず脚症候群(RLS)とコルチゾール

  • RLSは足に不快な感覚が生じ、じっとしていられなくなる症状で特に夜間に悪化します
  • 睡眠障害を引き起こしコルチゾールの分泌増加につながります
  • コルチゾールの増加は神経系の過敏化を招きRLSの症状をさらに悪化させる可能性があります

むずむず脚症候群は睡眠不足やストレスホルモンであるコルチゾールの増加によって症状が悪化することがあります。睡眠薬や導入剤が効果を示さない場合、別のアプローチとして「迷走神経」への超音波刺激が注目されています

迷走神経への超音波刺激の可能性

迷走神経は副交感神経系の主要な部分を構成し心拍数の低下やリラクゼーション効果、ストレス反応の抑制など、多くの身体機能に影響を与えます。超音波刺激を用いて迷走神経を活性化することで自律神経のバランスを整え睡眠の質を向上させる可能性があります

エビデンス

非侵襲的迷走神経刺激の効果

 2013年の研究(Yoo et al.)では超音波を用いた非侵襲的な迷走神経刺激が副交感神経の活動を増加させることが示されました。被験者の心拍変動(HRV)の改善が確認されリラクゼーション効果が期待できると報告されています

ストレスとコルチゾールの低下

 2015年の研究(Clancy et al.)によると迷走神経刺激がコルチゾールの分泌を抑制しストレス反応を軽減する効果があることが示唆されています。これにより睡眠の質が向上し、むずむず脚症候群の悪循環を断ち切る可能性があります

睡眠の質の改善

 2017年の研究(Bretherton et al.)では迷走神経への刺激が不眠症状の改善に寄与することが示されました。超音波を用いた迷走神経刺激が睡眠の深さを増し入眠時間を短縮する効果が報告されています

注意
超音波を用いて迷走神経を適切に刺激するためには正確な位置と適切なエネルギー設定が求められます。これは高度な技術と専門知識があり尚且つ取り入れている院を探す事が重要です

首コリの改善との組み合わせ

  • 自律神経のバランス調整 首や肩の筋肉の緊張を緩和することで血流が改善され自律神経のバランスが整いやすくなります。これにより迷走神経への超音波刺激の効果をさらに高める可能性があります
  • 睡眠の質向上: 首コリが解消されるとリラックスしやすくなり入眠しやすくなります

迷走神経への超音波刺激は、むずむず脚症候群の症状緩和や睡眠の質の向上に効果がある可能性があります。技術的には難しい面もありますが適切な知識と技能を持つ専門家が施術を行うことで、その効果が期待できます。また首コリの改善と組み合わせることで、さらなる相乗効果が得られるかもしれません


首のコリの改善とむずむず脚症候群

首のコリと自律神経の関係

  • 首や肩の筋肉の緊張は血流を悪化させ自律神経のバランスを乱す可能性があります
  • 自律神経の乱れは睡眠の質の低下やコルチゾールの増加につながります

首のコリを改善する効果

    • 血行促進:

筋肉の緊張をほぐすことで首や頭部への血流が改善されます

    • リラクゼーション効果:

副交感神経が優位になりリラックス状態を促します

    • 睡眠の質向上:

入眠しやすくなり深い睡眠を得ることができます

  • コルチゾールの低減:

 

ストレスが軽減されコルチゾールの分泌が正常化する可能性があります

注意
ここでいう首コリは、単なる肩こりの改善ではなく迷走神経・後頭下筋群などより深く肩こりや・ストレートネックなど専門的な施術が行える院をお勧めいたします。アジャスト(矯正・ボキボキ)や姿勢などが原因といい骨盤矯正を行う場合は悪影響の場合があるので、しっかりと深部までアプローチできる院を探すことが重要となります。エビデンスや化学的に見ると超音波や近赤外線でしたら間違いなく到達できます。