おしらせ・ブログ

起立性調節障害と自律神経失調症の違い

起立性調節障害と自律神経失調症の違いについて

起立性調節障害と自律神経失調症の違い

起立性調節障害と自律神経失調症は、いずれも自律神経系に関連した疾患ですが両者にはそれぞれ異なる側面があり症状の現れ方や診断基準も異なります。これらの違いを理解することは適切な治療や対策を行う上で非常に重要です。今回は両者の違いについて話をしていきます

起立性調節障害とは?

起立性調節障害(OD)は特に子どもや思春期の青少年に多く見られる疾患です。体を起こしたとき(立ち上がったときなど)に血圧や心拍数の調整がうまくいかず、めまいや立ちくらみ、疲労感、頭痛などの症状が現れます。この障害は自律神経系が立ち上がる際に血圧や心拍数をうまく調整できないために起こるものです

主な症状

起立性調節障害の主な症状
  • 立ちくらみやめまい特に朝、起床後に症状が強く現れやすいです
  • 頭痛午前中に多く見られますが午後まで続くこともあります
  • 動悸や息切れ軽い運動でも心拍数が上がりやすいです
  • 疲労感常にだるさを感じ日常生活に支障をきたすことがあります
  • 朝が苦手で学校や仕事に行くのが難しくなります
起立性調節障害は特に朝に症状が強く現れることが特徴的で午後になると体調が回復することがよくあります。これは午前中の自律神経機能が不安定なため体が活動に適応するまで時間がかかることが理由です

起立性調節障害の原因

この障害の主な原因は自律神経の働きがうまく機能していないことですが特に成長期の子どもに多く見られるためホルモンバランスの変化や成長に伴う身体的な負担も関与していると考えられます。また生活リズムの乱れや睡眠不足、ストレスも発症の一因となることがあります

自律神経失調症とは?

自律神経失調症は、その名の通り自律神経が正常に機能していない状態を指す広い概念の疾患です。自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分かれ、これらがバランスを取りながら体のさまざまな機能を調整しています。自律神経失調症は、このバランスが崩れることで多岐にわたる症状が現れる状態を指します

主な症状

自律神経失調症の主な症状
  • 頭痛やめまい
  • 動悸や息切れ
  • 消化器の不調(胃痛、便秘、下痢など)
  • 不眠や過眠
  • 体温調節の不調(冷え性や発汗異常)
  • 精神的な不調(不安、イライラ、気分の落ち込みなど)
自律神経失調症は特定の時間帯に症状が集中するわけではなく一日の中で波のように症状が現れることが多いです。原因が特定しにくくストレスや過労、生活習慣の乱れが関わっていることが多くあります

自律神経失調症の原因

自律神経失調症の原因はさまざまです。

ストレス仕事や学校、家庭などの精神的なストレスが交感神経を過剰に刺激し、バランスを崩します。
生活習慣の乱れ:不規則な食生活や睡眠不足、運動不足が自律神経の働きを乱す要因となります。
ホルモンバランスの変化思春期や更年期におけるホルモンの急激な変化が、自律神経のバランスに影響を与えます。
環境の変化季節の変わり目や気圧の変動が自律神経に影響を及ぼすこともあります。

起立性調節障害と自律神経失調症の違い

これまで説明した通り起立性調節障害と自律神経失調症は、いずれも自律神経の乱れが関わっている疾患ですが症状の現れ方や原因には明確な違いがあります

症状の現れ方の違い

起立性調節障害は特に立ち上がったときに症状が現れることが特徴です。起立時に血圧がうまく調整されないため、めまいや立ちくらみ、動悸が起こりやすく、朝に症状が強く、午後には改善することが多いです。これは自律神経の不安定さが朝の活動開始時に特に顕著になるためです

一方で自律神経失調症は、時間帯や体の姿勢に関係なく症状が波のように現れるのが特徴です。頭痛や胃の痛み、不安感など、症状が日中に複数回発生し、その原因も非常に複雑で特定が難しいことがあります

原因の違い

起立性調節障害の原因は主に成長期の子どもや思春期の若者に見られる自律神経の未熟さが関係しています。急激な成長やホルモンの変動が自律神経のバランスを乱し血圧や心拍数の調整がうまくいかなくなることが多いです。さらに生活リズムの乱れや睡眠不足も影響を与えます

自律神経失調症は主にストレスや生活習慣の乱れが原因です。長期間にわたるストレスや過労、不規則な生活が続くことで自律神経のバランスが崩れ、様々な症状が現れます。またホルモンの変動や環境の影響も発症の要因であり年齢や性別に関係なく発症するのが特徴です

診断方法の違い

起立性調節障害の診断は起立試験や血圧測定を通じて行われます。立ち上がったときの血圧や心拍数の変動を観察し異常が見られる場合に診断されます。また症状が朝に強く、午後に軽減するというパターンも診断の手がかりになります

自律神経失調症の診断は明確な基準がないため排除診断として行われることが多いです。つまり他の病気がないことを確認したうえで自律神経の乱れが疑われる場合にこの診断が下されます。心拍や体温、血圧の変動を測定することもありますが症状の多様性から診断は容易ではありません

治療方法の違い

起立性調節障害の治療は、まず生活習慣の改善が基本です。規則正しい生活を心がけ十分な睡眠と栄養を摂ることが重要です。加えて水分補給も血圧の安定に役立ちます。必要に応じて血圧を上げる薬や自律神経の働きを助ける薬が処方されることもあります

自律神経失調症の治療では生活習慣の改善に加えてストレス管理が非常に重要です。リラクゼーション法やカウンセリングが用いられることが多く必要に応じて抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもあります。適度な運動やバランスの取れた食生活も治療の一環として推奨されます

両者の共通点

起立性調節障害と自律神経失調症は異なる疾患ですが、いくつかの共通点も見られます

共通点
  • 自律神経の乱れが関与しているいずれの疾患も自律神経系のバランスの崩れが症状を引き起こします
  • 生活習慣が重要両者とも規則正しい生活とストレス管理が治療において重要な要素となります
  • ストレスが大きな影響を与える特に自律神経失調症ではストレスが大きな要因ですが起立性調節障害でもストレスが症状を悪化させることがあります

まとめ

起立性調節障害と自律神経失調症は、どちらも自律神経の乱れが関係していますが症状の現れ方や原因、診断方法、治療法には違いがあります。起立性調節障害は、主に立ち上がったときに血圧や心拍数の調整がうまくいかないために発症し特に朝に症状が強く午後には回復することが多いのが特徴です

一方、自律神経失調症は、日常のストレスや生活習慣の乱れが原因で、時間帯に関係なく多様な症状が現れることが特徴です。これらの違いを理解することで、より効果的な治療や対策が講じられるようになります

起立性調節障害の関連記事

頭痛持ちと起立性調節障害(OD)頭痛持ちと起立性調節障害(OD)ストレートネックと起立性調節障害(OD)の関係ストレートネックと起立性調節障害(OD)の関係首コリ(首の緊張)と起立性調節障害(OD)の関係首コリ(首の緊張)と起立性調節障害(OD)の関係高校入学と同時に起立性調節障害が発症高校入学と同時に起立性調節障害が発症起立性調節障害の改善に向けた対策起立性調節障害の改善に向けた対策起立性調節障害でどうして動悸が起こるのか?起立性調節障害でどうして動悸が起こるのか?猫背と起立性調節障害(OD)の関係猫背と起立性調節障害(OD)の関係起立性調節障害が朝起床を難しくする理由起立性調節障害が朝起床を難しくする理由小学生で発症した起立性調節障害は治る?小学生で発症した起立性調節障害は治る?起立性調節障害で午後元気になる理由起立性調節障害で午後元気になる理由急激な身長の伸びと起立性調節障害急激な身長の伸びと起立性調節障害どうして中学生に多い?起立性調節障害どうして中学生に多い?起立性調節障害起立性調節障害と不安障害の違い起立性調節障害と不安障害の違い起立性調節障害と自律神経失調症の違い起立性調節障害と自律神経失調症の違い習い事を増やしてから数か月後に起立性調節障害の症状が出た習い事を増やしてから数か月後に起立性調節障害の症状が出た起立性調節障害(OD)における腸内環境改善の重要性起立性調節障害(OD)における腸内環境改善の重要性起立性調節障害とビタミンB群起立性調節障害とビタミンB群起立性調節障害と鉄分不足の関係起立性調節障害と鉄分不足の関係起立性調節障害(OD)と吐き気の関係起立性調節障害と吐き気起立性調節障害に認知行動は効果的?起立性調節障害に認知行動は効果的?起立性調節障害はどうして中学受験をする子に多いのか?起立性調節障害はどうして中学受験をする子に多いのか?起立性調節障害と診断されず原因不明と言われた起立性調節障害と診断されず原因不明と言われた起立性調節障害(OD)朝起きられない、学校に行けない場合起立性調節障害(OD)朝起きられない、学校に行けない場合起立性調節障害、子供からのサイン・SOSを見逃さないためには?起立性調節障害、子供からのサイン・SOSを見逃さないためには?起立性調節障害(OD)の初期症状起立性調節障害(OD)の初期症状起立性調節障害と低気圧(台風)で悪化する?起立性調節障害と低気圧(台風)で悪化する?起立性調節障害と生活リズム・サーカディアンリズムの関係起立性調節障害と生活リズム・サーカディアンリズムの関係起立性調節障害に鍼灸ある?起立性調節障害に鍼灸ある?起立性調節障害と食事療法起立性調節障害と食事療法幼稚園児・保育園児でも起立性調節障害になるのか?幼稚園児・保育園児でも起立性調節障害になるのか?起立性調節障害は何歳から起こりうるのか?起立性調節障害は何歳から起こりうるのか?起立性調節障害は大人になって発症することがあるのか?起立性調節障害は大人になって発症することがあるのか?ストレスが起因して起立性調節障害が発症することは起こりうるのか?ストレスが起因して起立性調節障害が発症することは起こりうるのか?朝食を食べない生活が続くと起立性調節障害のリスクは上がる朝食を食べない生活が続くと起立性調節障害のリスクは上がる親が厳しすぎること(特に教育)と起立性調節障害(OD)親が厳しすぎること(特に教育)と起立性調節障害(OD)親が優しすぎる(甘やかしすぎる)と起立性調節障害親が優しすぎる(甘やかしすぎる)と起立性調節障害ビタミンD不足と起立性調節障害ビタミンD不足と起立性調節障害小学生の起立性調節障害とは?原因と症状小学生の起立性調節障害とは?原因と症状起立性調節障害の原因は?起立性調節障害の原因は?

起立性調節障害でお悩みの方へ「ぬくもり整体院・鍼灸院」

東洋医学と西洋医学の融合

起立性調節障害とは?

自律神経と姿勢の調整がカギ

起立性調節障害は、特に小学生から高校生までの思春期のお子さまに多く見られる症状です。自律神経がうまく働かなくなることで血圧や心拍数の調整が難しくなり立ち上がるときにめまいや疲れを感じたり朝起きるのが辛く学校に行けなくなってしまうこともあります

自律神経の乱れが原因となり起立性調節障害が現れると日常生活が難しくなることもあります。自律神経は血圧や心拍数、消化機能などを調整する神経系で、これが乱れると心身のバランスが崩れてしまいます。結果として起立性調節障害の症状が現れることがあります

千葉県船橋市ぬくもり整体院・鍼灸院では、この自律神経に働きかける施術を専門に行っており特に頚部(首)の緊張を和らげることで自律神経のバランスを整えることを目指しています

起立性調節障害の原因

起立性調節障害(OD)について

起立性調節障害の原因には生活習慣や成長期に起こる体の急激な変化、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどが関係していますが、主な原因は自律神経の不調です

成長期の急激な変化特に思春期のお子さまは急に身長が伸びたり体重が増えたりすることで自律神経がその変化に追いつかなくなることがあります。その結果、血圧や心拍数の調整がうまくいかず、めまいや動悸、立ちくらみなどの症状が現れることがあります
生活習慣の乱れスマートフォンやパソコンの利用時間が増え夜更かしが続くと体内時計が乱れ睡眠の質が低下してしまいます。これが自律神経に悪影響を与えることもあります
ストレス学校生活や受験、友人関係などの精神的なストレスも、自律神経のバランスを崩す一因となります。特にプレッシャーを感じやすいお子さまは、これが原因で症状が悪化することもあります
血液循環の悪化姿勢が悪かったり運動不足が続いたりすると血液の循環が悪くなり自律神経の調整がうまくいかなくなることがあります。立ち上がったときに血圧が急に下がってしまうと、めまいや疲れを感じやすくなります

これらの原因に対処するためには、まず自律神経を整えることがとても大切です。ぬくもり整体院・鍼灸院では、頚部の緊張を緩和することで自律神経の調整を行い症状の改善を目指しています

自律神経への取り組み

原因に対するトータルな改善

自律神経は首や脊柱の周りを通っているため首の筋肉や神経に働きかけることが非常に重要です。特に首の筋肉が緊張すると神経や血流が圧迫されてしまい自律神経がうまく機能しなくなります。これにより起立性調節障害の症状が悪化することもあります

ぬくもり整体院・鍼灸院では首の緊張を和らげる施術を通じて神経の圧迫を取り除き自律神経のバランスを整えます

超音波を使った無痛施術鍼や灸を使用せず、経絡に沿って超音波を当て深部の筋肉や神経に働きかけます。この超音波施術は無痛で小学生でも安心して受けることができます

首の緊張を緩和首の筋肉が緊張すると自律神経に悪影響が出てしまうため首の筋肉を柔らかくして神経や血管が圧迫されないようにすることが大切です。これにより血液の循環が改善され自律神経が正常に働くよう狙っています

ストレートネックの改善ストレートネックとは首の本来あるべき湾曲が失われてしまい、まっすぐな状態になることです。姿勢が悪かったり、スマートフォンやパソコンの長時間利用が原因で起こることが多く自律神経の乱れや頭痛、肩こりの原因になります。当院ではストレートネックの改善を目的とした施術も行っており起立性調節障害の根本的な原因に働きかけています

自律神経の調整による効果

妊娠中のスーパーライザー

自律神経が整うことで、次のような効果が期待できます

  • 血圧の調整自律神経が正常に働くことで、血圧が安定し立ちくらみやめまいなどの症状が改善されます
  • 心拍数の安定心拍数が整うことで、動悸や息切れが軽減され疲れを感じにくくなります
  • 消化機能の改善自律神経は消化機能にも影響を与えるため消化不良や胃の不快感が改善されることもあります
  • 睡眠の質向上自律神経が整うと深い睡眠がとれるようになり朝の目覚めもスッキリします

小学生でも安心の施術

不安・予期不安ツボ

ぬくもり整体院・鍼灸院では、小学生でも安心して施術を受けられる環境を整えています。施術はすべて無痛で行われ鍼や灸といった痛みを伴う方法ではなく、超音波を使った優しい施術が特徴です

さらに親子で一緒に来院していただけるため保護者の方も一緒にリラックスして施術を受けることができます。お子さまたちは痛みを感じることなく施術を受けることができるため安心して通院していただけます

起立性調節障害に悩む方へ

超音波

起立性調節障害は特に思春期のお子さまにとって大きな負担となり学校生活や日常生活に支障をきたすことがあります。でも正しい取り組みをすることで自律神経が整い症状の改善が期待できます

千葉県船橋市にあるぬくもり整体院・鍼灸院では、首の緊張を和らげて自律神経に直接働きかけることで起立性調節障害の症状を改善するお手伝いをしています。ストレートネックの改善や姿勢の矯正、さらに頭痛や肩こりの軽減にもつながるこの施術は長期的な健康を維持するうえでも役立と信じ施術を行っております

お子さまたちが安心して施術を受け自律神経のバランスを整えて元気な毎日を取り戻せるようにサポートいたします。起立性調節障害でお困りの方は、ぜひ一度ぬくもり整体院・鍼灸院にご相談ください

 

ぬくもり整骨院・整体院院長

自律神経系の施術を得意としてただ身体が楽になるのではなく、身体の細胞が作り出す染色体レベルまで追求し、世界的な染色体検査会社から日本の鍼灸院をはじめ東洋医学で初めてメデイアに呼ばれたのが「ぬくもり鍼灸院・整体院」となります。根拠ある施術は当然としていかに症状を改善させ身体本来の力を取り戻す事に追求した治療院となります

当院の特徴
  • 少しでも施術料を減らす為に、広告費を払いテレビ・雑誌などでは宣伝はしない治療院です(ホットペッパーなどのポータルサイトでも登場しません)
  • 当院にあるメニューでは東洋医学だけではなく西洋医学レベルでの知識も豊富で利用者さんの不安を無意味な言葉の安心ではなく、根拠があり安心できる説明が出来る、また柔軟に施術を変え改善への近道を探す(当然治療費の追加は一切なし)
  • 回数券やフリーパス・予約を迫るなどは一切ないと宣言致します。(そういう時間があるのでしたら時間いっぱいに症状の改善方法を一緒に探しましょう)
  • 初診で不安が強い方などはできるだけ、貸し切り状態で施術を行いますので電話かLINEでご相談ください(付き添いも可能です)

日曜診療・祝日診療・ご相談ください

ご予約・ご相談はコチラ

施術時間の目安約1時間となります。

5000円

初診の場合は必ず電話かLINEで起立性調節障害とお伝えください(同伴者が多い為に、予約状況がネットでの空き状況で変わることがあります)

ラインでご相談・予約

電話でご相談・予約

電話のご相談は、はじめにお名前・相談をするにも時間が空いているか確認をしてください

ネット予約

 

ぬくもり整骨院アクセス

整体・マッサージ

スーパーライザー・アルファビーム

現在は近赤外線としてアルファビームを使用しております。

複合治療器
伊藤製「複合治療器」これも下総中山駅周辺の整骨院では当院のみ設置
当然ですが「微弱電流」・「ハイボルト(ハイボルテージ)」での追加料金はありません

超音波

 

後頭下筋群の整体