精子の為にできること
禁煙>アルコールの制限(全く駄目という訳ではありません)ブリーフ(ボクサータイプ含む)
よりトランクス
※ボクサータイプでも大腿部・陰部の締め付けが緩いものは可とします
お風呂、サウナは控えめに
お風呂は熱くても43度まで
熱いのが好きなご主人でしたらこのように
1週間ごとにさげていくのも有りだと思います
43度でしたら5分
42度でしたら10分
41度で20分
サウナをどうしてもでしたら確実に排卵した2日後から生理までは許す事にしましょう
育毛剤は使用しない
フィナステリドですねフィナテリドは男性ホルモンを抑制するもので精子の数減少 、射精障害、EDなどが取り上げられております
薬関係で言えば
高血圧・心臓・うつ関係も要注意これは、服用中でしたら辞める事は望ましくない為にいかに、薬を減らせるかこれを考えた食事や生活習慣に気を付ける事
採卵・AIH前は特に規則正しい生活を心がける
(D1から特に意識をしていくように)1日7時間睡眠を心掛ける
睡眠時間も同じですが朝1番の精子が1番状態が一番良いと記載もあります採卵前などは最低3日は残業をしないで早めに寝させる事が重要です
『American Journal of Epidemiology』誌に掲載された論文で、睡眠障害と精子の数の減少には相関関係がある記載
また女性では、排卵を抑制で
睡眠不足は男性だけに影響を与えるわけではない。マイケル・ブルース博士によれば、睡眠は女性の排卵を制御するホルモンのレベルに影響するため、女性の生殖能力に影響を及ぼす可能性もあるというの記載もあります
(この件は別で詳しく書いていきます)
また朝起きたらストレッチもしくはスクワット多分一人でやれと言ってもやらないのが男性です
できたら一緒にやりましょう!それでも出来ない方は通勤途中に歩幅を意識的に広げる階段を使う通勤電車では吊革を強く握る緩めるを繰り返す電車内でつま先立ちを20秒行い、床に就くを繰り返すなど
禁欲はしすぎない事これは出来たら3日に1回は射精してもらう事が良いと思います
劣化を防ぐ
染色体異常を防ぐ(見かけだけではなく良い精子を多くする為に)奇形率の防止など
カルシウム・亜鉛などを含んだ食材を意識する
またはオメガ3脂肪酸肝油、ニシン、サバ、サケ、イワシ、タラω-3脂肪酸のα-リノレン酸(ALA)が豊富に含まれているものアブラナ(キャノーラ)特にエゴマ、アマ、アサなどに含まれているビタミンEやDなどは最近意識している方も多いと思います
油は熱さないでスプーン1杯を何かに掛けるイメージでしたら
間違いはありません
適度な筋トレ・適度な糖質を
男性ホルモンの原料は糖質筋肉に刺激を与える事でテストステロンを上げる事が出来ますがご主人の疲労を考えて行います
血糖値・肝臓・コレステロール・腎臓に不安がある方は個別対応になります
例)血糖値→まずは野菜から食べ様子をみていく
コレステロール→豚→鶏肉
腎臓→カルシウムを制限・減塩などなど
慢性疲労気味でしたら筋肉に刺激を与えるよりストレッチなどをして疲労回復に努める
まずはこの辺から意識していくと簡単かもしれませんねさらなる個別での対応はまたご相談ください
1999年の基準値を使用するクリニックが多いですね
2010年は少し…ゆとりですね
ただこの基準値も指標でありぬくもりでも運動率3%正常形態率1%の方がタイミングでゴールしたりと…ようは1匹です!
もちろん良いに越したことはありませんが無理に夫婦共にストイックになり喧嘩するような事があれば
奥様のやつ当たりの場所を確保する意味で最低限(タバコ・飲酒・疲労・睡眠・採卵前の精子の管理)の事をしてもらう程度で良いと考えております。
また射精のタイミングも年齢や数値により変化を与える事で良い方向に向かう事もあると思います。
③前回のブログでの男のせいにした三人…
今日三人の健康診断が揃いました!
はいっ!
肝臓…脂肪肝
全て一致しましたね
そこで、対策なのですが
三人とも別々の対策です。
これは実験ではなく
特色に合わせたやり方です。
分割の停止なのですが
0pnが多い方や
1pnが多い方
4分割で止まる方
胚盤胞近辺で止まる方
これ意外に体質と関連していると思います
もう逆ギレ状態ですが
うちの卵子が分割停止…
これは精子のせい!
精子の卵子活性化能力が低すぎる!
「私も含め…」
こんな気がしてきています。
で…今日なのですが
恥ずかしながら3年目の方がいますが
いつも胚盤胞にいかなく、
大変な苦労をしている方がいます
今回ですね
ご主人にサプリを飲んでもらい
そして…先月採卵直前に
アキレス腱を切って、手術で
キャンセル
そして今月の採卵まで
仕事を局限まで休み
採卵に挑んだわけですか
疲労回復もしたのか…
現在g2近辺で4個残っています。
先生にも、色々と言われていましたが
気持ちで継続していました
私もサプリに関しても新しい事はせずに
時期を待っていたのですが
今回の違いはご主人のみ!
で、急遽この三人の方の一人のご主人には
スクワットではなくストレッチに切り替え疲労回復へチェンジ!
振り回してすいません。。。
で!どんどんご主人の健康診断があれば
持ってきてくださいね!
精子と飲酒・参照した論文
アルコールと精子DNA損傷の生物学的メカニズム
アルコール摂取は体内でアセトアルデヒドに代謝され、この物質は強力な酸化ストレスを引き起こします。酸化ストレスは活性酸素種(ROS)の生成を増加させ、これが精子のDNAを損傷する主な原因となります。精子は他の細胞と比較して抗酸化防御機構が弱く、DNA修復能力も限られているため、損傷が蓄積しやすい特徴があります。
参照論文:
- Kumar, S., Kumari, A., Murarka, S., & Prasad, S. (2011). Oxidative stress and sperm mitochondrial DNA mutation in idiopathic oligoasthenozoospermic men. Indian Journal of Biochemistry & Biophysics, 48(2), 108-113.
適度な飲酒でも影響が出る可能性
適度な飲酒であっても精子のDNA損傷に影響を及ぼす可能性があります。研究では1日あたり5〜7杯のアルコールを摂取する男性は精子のDNA断片化率が有意に高いことが示されています。さらに、週に14杯以下の適度な飲酒でも精子の質や数に悪影響を及ぼすことが報告されています
参照論文:
- Evenson, D. P., & Wixon, R. (2006). Clinical aspects of sperm DNA fragmentation detection and male infertility. Theriogenology, 65(5), 979-991.
- Jensen, T. K., Gottschau, M., Madsen, J. O., et al. (2014). Habitual alcohol intake associated with reduced semen quality and changes in reproductive hormones; a cross-sectional study among 1,221 young Danish men. BMJ Open, 4(9), e005462.
精子の質と飲酒量の関係
大量の飲酒は精子の数、運動性、形態に悪影響を及ぼすことが広く認識されていますが適度な飲酒でも精子の質を低下させる可能性があります。飲酒により性腺刺激ホルモンの分泌が乱れテストステロンの生成が減少することで精子形成(スperマトジェネシス)が阻害されます
参照論文:
- Martini, A. C., Tissera, A., Estofán, D., et al. (2004). Effect of alcohol and cigarette consumption on human seminal quality. Fertility and Sterility, 82(2), 374-377.