ブレインフォグと迷走神経の関係は？

ブレインフォグ（brain fog）とは頭がぼんやりとして思考がはっきりしない状態や集中力や記憶力の低下を感じる症状を指す一般的な表現です。これは医学的な正式な診断名ではありませんが日常生活における認知機能の低下を説明する際に用いられます

ブレインフォグと言うものは全ての症状ではなく、症状により原因が異なるという事が大切となります。例えばコロナの後遺症でブレインフォグになったではなく、コロナの後遺症で集中力の低下と頭痛では原因が異なる事を考える事が大切となります。

風邪ですが、のどが痛い・咳が出る・鼻水が出る・熱が出るみたいに薬の内容が変わると同様にアプローチする内容も変わっていきます。

当院ではブレインフォグのコースはありません、ブレインフォグでは抽象的すぎるので、まとめて自律神経系のコースで一括りしており来院時に症状に合わせ施術を行います。

• 疲労感
• 息切れ
• 胸の痛みや圧迫感
• ブレインフォグ（思考力や集中力の低下）
• 心拍数の変動
• 消化器症状（下痢、腹痛など）
• 嗅覚・味覚障害

• 心拍数の調節：心臓の拍動を減速させリラックス状態を促進します
• 消化器の制御：胃腸の運動や消化液の分泌を促進します
• 免疫機能の調節：炎症反応を抑制し免疫バランスを保ちます
• 呼吸の調節：呼吸速度や深さを調整します

1.直接的なウイルス感染

• 神経侵入：SARS-CoV-2ウイルスは細胞への侵入にACE2受容体を利用します。これらの受容体は迷走神経にも存在するとされウイルスが直接迷走神経に感染する可能性があります
• 神経炎症：ウイルス感染により神経炎症が起こり迷走神経の機能が低下することが考えられます

2. 自律神経の機能障害

• 自律神経失調症：COVID-19感染後に自律神経のバランスが崩れるケースが報告されています。これは迷走神経（副交感神経）の機能低下や交感神経の過活動によるものと考えられます
• ポストラル・タキカーディア症候群（POTS）：立ち上がったときに心拍数が異常に増加する症状で迷走神経の機能不全が関与しているとされています

3. 免疫反応と炎症

• サイトカインストーム：COVID-19により過剰な免疫反応が起こり炎症性サイトカインが増加します。これが迷走神経の炎症を引き起こす可能性があります
• 迷走神経の抗炎症作用の低下：迷走神経は炎症を抑える働きがありますが、その機能が低下すると全身の炎症が悪化します

1. 心血管系の症状
   • 頻脈や不整脈：心拍数の変動や不整脈が生じることがあります
2. 消化器系の症状
   • 食欲不振、吐き気、下痢：迷走神経の機能低下により消化機能が乱れます
3. 呼吸器系の症状
   • 息切れや呼吸困難：呼吸の調節機能が影響を受ける可能性があります
4. 神経系の症状
   • ブレインフォグ、頭痛、めまい：迷走神経の影響により神経機能が低下します
5. 免疫系の症状
   • 慢性的な炎症：抗炎症作用の低下により、体内で炎症が持続します

迷走神経は体をリラックス状態に導く副交感神経の主要な要素です。迷走神経が適切に働くことで脳が休息を取りやすくなり集中力の向上が期待できます。しかし迷走神経の機能が低下すると副交感神経の働きが弱まり脳が慢性的に「交感神経優位」、つまり緊張状態に置かれがちになります。この状態では脳が常に過剰な刺激を受け続けることになり集中力が持続しにくく、思考のスムーズな展開が難しくなるのです。また迷走神経は心拍数の調節にも関与し心拍が安定すると落ち着いて物事に集中しやすくなりますが迷走神経が機能低下すると心拍の安定が乱れ集中が途切れやすくなります

迷走神経が働くことで脳へ送られる血流が安定しリラックス時や安静時に神経伝達が円滑に行われるようになります。しかし迷走神経の働きが鈍ると血管の収縮が増えて脳への酸素供給が不十分になり神経伝達がスムーズに行われなくなります。そのため思考が鈍く感じられたり、ぼんやりとした感覚が続くことがあります。特に迷走神経はストレスによって敏感に反応しストレスホルモンが増加すると迷走神経の働きが抑制され頭の中が霞んだように感じる原因となります

迷走神経は情動安定に深く関わり、幸福感や安定した情動をもたらす神経伝達物質（セロトニン）とも関連しています。迷走神経が活発に働くとセロトニンの分泌が促され気持ちが安定しやすくなります。しかし迷走神経の活動が低下するとセロトニンの分泌が不足しやすくなり意欲や気力が低下する傾向があります。また迷走神経は「腹部の脳」とも呼ばれる腸と強く連携しており腸内の状態が情動にも影響を与えます。腸内環境が悪化し迷走神経の働きが低下すると不安や意欲の低下が生じやすくなるため、ブレインフォグの情動面での症状が強まります

迷走神経は副交感神経を介して心身の回復に働きかけリラックスや休息をサポートします。迷走神経が適切に働いていると体は効果的にリラックスし脳や体の疲労を解消しやすくなります。しかし迷走神経の働きが低下すると回復機能が十分に働かず慢性的な疲労感が蓄積します。迷走神経の機能低下により副交感神経が機能しないと心拍数の調整がうまくいかず血圧の乱高下や血流不足が生じやすく体が慢性的な疲労状態に陥りやすくなります

迷走神経が脳と体の血流調節にも関わっているため迷走神経が不調になると血流が悪化し特に脳への酸素供給が不足しやすくなります。このため頭が重い感覚や軽い頭痛が引き起こされます。また迷走神経は炎症反応の制御にも関与しており、迷走神経がうまく機能しない場合は体内で炎症が起こりやすくなることがあります。頭痛や頭重感が炎症と関連する場合、迷走神経の働きが低下していることで頭の不快感が持続する可能性が高まります

迷走神経は目の周囲にある筋肉の調節にも関与しているため自律神経が乱れることで視覚に影響が出ることがあります。迷走神経の働きが低下すると目の筋肉が緊張状態に陥り、目のピント合わせがうまくいかなくなることがあります。またストレスにより迷走神経が抑制されると交感神経が過剰に働き目の周囲の血流が悪くなることから、目が疲れやすく視覚的なぼやけが生じる場合があります

迷走神経は体のリズムや睡眠の質を調整する働きがあり特に副交感神経が優位になることで深い眠りが促進されます。しかし迷走神経が十分に働かないと夜間のリラックスが難しくなり、眠りが浅くなりがちです。これにより夜間の眠りの質が低下し日中に眠気が残る原因となります。迷走神経が適切に働いていれば睡眠のリズムが整いやすくなりますが、迷走神経が低下すると睡眠が不安定になり昼間の眠気や夜間の不眠が繰り返されやすくなります

迷走神経は腸や胃の動きにも直接的に作用し消化を円滑に行うための役割を担っています。迷走神経の働きが弱まると消化器官の動きが鈍くなり、胃腸の不快感や消化不良が生じやすくなります。特にストレスが原因で迷走神経が抑制されると腸の動きが滞りやすく、ガスや便秘などが起こりやすくなるため消化不良が慢性化しやすくなります。このような腸内の不調が増すことで、脳と腸が相互に影響し合いブレインフォグが悪化することもあります

• 次回の予約を迫るような話は一切ありません
• 回数券やフリーパスなど存在しないので、勧誘などは一切ありません
• 週１～２回で５回を目安に改善具合を確認し自身で通院を続けるか決めてください（当院から継続を勧めるような話は一切ありません）

当院での自律神経失調症・鬱でのアプローチは徒手検査をしながら、利用者さんの身体全体の健康状態と生活習慣・症状について詳しく聞き取りを行い最適な施術法を考えます

その後電療法と整体の両方のアプローチを用いて体のバランスを整え自然治癒力を高めていきます

頚部や骨盤の歪みを矯正するための整体療法を行い神経の伝達を改善し「緊張を解いていいよ」という脳からの信号が筋肉に正確に伝わるように致します

また電療法などを行うことで、身体の深層筋へアプローチを行い短期間の緩和ではなく根本的の緊張をとき自律神経のバランスを回復させていきます

施術中に日常生活での自己ケアの指導を行い患者さん自身が自身の体調管理ができるようサポートします。これにより再発防止と自己治癒力の維持を図ることを狙っていきます

船橋市のぬくもり鍼灸院・整体院では、自律神経失調症で悩む利用者さん一人ひとりのライフスタイルや体調に対して最善の治療法を提供することに重点を置いています

現在当院では近赤外線として「アルファビーム」を使用しております

（スーパーライザーは当院の中にありますが、あえてアルファビームをしております）

当然、スーパーライザーと比べ、効果は同じですが、利用者さんの体感できる感じが「アルファビーム」の方が高いので変更しました

自律神経系の施術を得意としてただ身体が楽になるのではなく、身体の細胞が作り出す染色体レベルまで追求し、世界的な染色体検査会社から日本の鍼灸院をはじめ東洋医学で初めてメデイアに呼ばれたのが「ぬくもり鍼灸院・整体院」となります。根拠ある施術は当然としていかに症状を改善させ身体本来の力を取り戻す事に追求した治療院となります。

当院では日々多くの方々が抱える様々な心身の不調に寄り添いながらサポートを行っております。睡眠障害、パニック障害、不安障害、強迫性障害、赤面症、機能性ディスペプシア、起立性調節障害など、多岐にわたる症状を訴える利用者さんたちの施術を通じて共通する根本的な原因に「自律神経の乱れ≒自律神経失調症」があると考えています

「今日は体調が良いのに、昨日はなんだか不調だった…」そんな経験はありませんか？これは、心因的なストレスと身体的なストレスが密接に関わり合っているために起こる現象です。心理的なストレスが原因で身体に不調が現れることもあれば、逆に身体的ストレスの状態が悪くて自律神経が乱れ心のバランスまで崩れてしまうこともあります。どちらが先かはわかりませんが、まさに「鶏が先か、卵が先か」というようなものですね

• 交感神経系: これは「戦うか逃げるか」の反応を司る神経です。ストレスを感じた時や緊張状態にある時に活性化され心拍数や血圧を上げ、筋肉を緊張させることで、迅速な身体的対応を可能にします
• 副交感神経系: こちらは「休息と消化」を担当する神経です。リラックスしている時や食事をしている時に活性化され心拍数や血圧を下げ、消化活動を促進します。体の回復やエネルギーの蓄積を助ける重要な役割を果たしています

• 脳幹（延髄）: ここから迷走神経が始まり心拍数や呼吸、血圧の調節に関与する重要な役割を果たしています
• 頸部: 頸動脈と内頸静脈の間を通り、咽頭、喉頭、食道などの機能を調整します
• 胸部: 心臓や肺、食道に枝を出し、心拍数の減少や気管支の収縮、消化管の蠕動運動を促進します
• 腹部: 胃や小腸、大腸などの消化器官に分布し、消化液の分泌や腸管運動を調節します

• 血流の悪化: 首の筋肉が緊張すると、頸動脈や椎動脈が圧迫され、脳への血流が減少します。これにより、集中力の欠如や頭痛、めまいといった症状が現れることがあります
• 神経圧迫: 首の筋肉の硬直が、近くを走る神経（特に迷走神経）を圧迫してしまいます。これにより、神経伝達が阻害され、身体的・精神的な不調が引き起こされます
• リンパの滞留: 筋肉の緊張によってリンパの流れが滞ると、老廃物の排出が妨げられ、炎症や痛みを引き起こすことがあります。また、免疫機能の低下にもつながる可能性があります

• 心拍数の増加: 副交感神経の抑制により心拍数が上昇しやすくなります。これが不安感や緊張感を増幅させパニック発作の引き金となることがあります
• 消化機能の低下: 迷走神経は消化管の蠕動運動や消化液の分泌を調節しています。機能低下により胃酸の分泌が減少し消化不良や便秘、胃もたれなどの症状が現れます
• 呼吸機能の乱れ: 迷走神経の圧迫により気管支の収縮が不十分となり過呼吸や呼吸困難が生じることがあります。これが不安感をさらに高める悪循環を生む可能性があります
• ホルモンバランスの乱れ: 迷走神経は内分泌系とも連携しており機能低下はホルモンバランスの乱れを引き起こします。これが感情の不安定化や睡眠障害を招くことがあります