ブレインフォグと自律神経の関係?
ブレインフォグ(brain fog)とは頭がぼんやりとして思考がはっきりしない状態や集中力や記憶力の低下を感じる症状を指す一般的な表現です。これは医学的な正式な診断名ではありませんが日常生活における認知機能の低下を説明する際に用いられます
ブレインフォグと言うものは全ての症状ではなく、症状により原因が異なるという事が大切となります。例えばコロナの後遺症でブレインフォグになったではなく、コロナの後遺症で集中力の低下と頭痛では原因が異なる事を考える事が大切となります。
風邪ですが、のどが痛い・咳が出る・鼻水が出る・熱が出るみたいに薬の内容が変わると同様にアプローチする内容も変わっていきます。
当院ではブレインフォグのコースはありません、ブレインフォグでは抽象的すぎるので、まとめて自律神経系のコースで一括りしており来院時に症状に合わせ施術を行います。
自律神経の不調から起こるもの
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって体内のさまざまな調整機能を司り、ブレインフォグのような認知機能の低下に深く関係します。自律神経のバランスが崩れると脳や体のリズムが乱れ結果として頭がぼんやりしやすくなるのです。
集中力の低下
自律神経のバランスが崩れると血流が脳へ十分に供給されなくなります。交感神経が過剰に働くと血管が収縮し脳への酸素と栄養の供給が不安定になり脳のパフォーマンスが低下します。集中が続かない状態や注意が途切れやすい状態が引き起こされます。また交感神経の活動により心拍数が増加し体が常に警戒状態にあると脳は常にストレス状態を感知し集中力の維持が難しくなります。副交感神経の働きが低下してリラックスできないと集中を必要とする場面で効果的な働きができなくなり認知機能が鈍くなりやすくなります
思考の遅延やぼんやり感
自律神経の乱れが続くと副交感神経が機能しづらくなりリラックスができないため、脳内で酸素供給や血流が不足しやすくなります。副交感神経が優位にならないと脳が十分な休息を取れず神経伝達が滞り、思考が遅延する原因となります。また交感神経が優位な状態が続くと脳は刺激過剰状態となり、疲労や混乱が増して「ぼんやり感」が助長されるため、頭がクリアに働かない状態が続きやすくなります。このようにして自律神経の不安定さが思考力に悪影響を及ぼします
情動の低下・モチベーションの低下
自律神経のバランスが崩れるとホルモン分泌が乱れ、情動の調整が難しくなります。自律神経と密接に関わる神経伝達物質には気分やモチベーションを司るセロトニンやドーパミンなどがありますが、自律神経の乱れによりこれらの分泌が低下すると情動が安定しなくなり、気持ちが落ち込んだり、意欲の低下が見られることが多くなります。自律神経が乱れ交感神経が優位な状態が続くと、脳は「戦うか逃げるか」の防衛モードに入り情動面での安定が失われやすくリラックスが難しいため、ブレインフォグと共にモチベーションの低下が生じやすくなります
疲労感
自律神経が乱れ交感神経が過剰に働くと身体が休まらないため慢性的な疲労感が溜まりやすくなります。通常、体は副交感神経の働きによってリラックスし休息を取ることで疲労が解消されますが、自律神経のバランスが崩れると交感神経の緊張状態が続き脳や体が休むタイミングを失います。この状態が続くと慢性的な疲労が蓄積し頭がぼんやりとするブレインフォグの症状が悪化します。また副交感神経が十分に働かないと夜間に深い眠りが得られず疲労が回復されないまま朝を迎え疲労感が増すという悪循環に陥りやすくなります
頭重感や軽い頭痛
自律神経の乱れは血流や血管の収縮・拡張に直接影響を与え交感神経が優位に働きすぎると血管が収縮し、脳への血流が低下しやすくなるため酸素不足が原因で頭が重く感じられたり、軽い頭痛が生じることがあります。また自律神経はホルモンバランスや血圧調整にも関与しており、これが乱れると頭部の血管が適切に機能せず頭が重いような感覚や鈍痛が生じやすくなります。副交感神経が十分に機能していればリラックス状態が保たれ、血流も安定しやすいですが機能しないと頭部の痛みや圧迫感が増しブレインフォグの悪化要因となります
目の疲れや視覚的なぼやけ
自律神経は目のピント調節に関わる筋肉(毛様体筋)にも影響を与えます。特に交感神経が優位になると目の筋肉が緊張しリラックスできない状態が続き、目がぼんやりとする原因になります。またストレスにより交感神経が活発になると血流が滞り、目の奥の疲労感や視界のぼやけが強まります。副交感神経が正常に働けば目もリラックスし視界がクリアになりますが、ストレスで自律神経のバランスが崩れると目の疲れが蓄積し視覚的なぼやけがブレインフォグの一因となります
眠気と不眠の両立
自律神経のバランスが乱れると昼夜のリズムも崩れ、夜に交感神経が優位になり眠りにくくなる、または昼間に副交感神経が過剰に働き眠気を感じるといった状態が生じます。交感神経が夜間に優位になると深い睡眠が取れず疲労感が残ったまま日中を過ごすことになり昼間の眠気が強まります。逆に副交感神経が過剰に働きすぎると日中でもリラックス状態が続き、ぼんやりした眠気が生じるため、ブレインフォグがさらに悪化します。自律神経が正常であれば、夜間は副交感神経が優位になり安眠を促し日中は交感神経が優位になり活動的に過ごせますがバランスが崩れることで昼夜のリズムが乱れブレインフォグにつながります
消化不良や胃腸の不調
自律神経のうち副交感神経は胃腸の活動を促進しますが、交感神経が優位になると消化活動が抑制されます。そのため自律神経が乱れると胃腸の動きが鈍くなり消化不良が生じやすくなります。ストレスで自律神経が崩れると交感神経が活発になるため胃酸の分泌が過剰になったり逆に食べ物の消化が遅れて不快感が生じやすくなります。副交感神経が十分に働かないと腸内環境が悪化しブレインフォグを引き起こす物質(腸内毒素)が脳に影響を及ぼすこともあります
ブレインフォグ関連ページ
ネット予約は自律神経系のコースとなります。ご相談は電話は不可、LINEでお願いいたします
予約時の注意点
電話やLINEなどでは症状をお伝えください、ネット予約の場合は自決神経失調症のコースをお選びいただいて来院時に症状をお伝えください
自律神経整体・ぬくもりの約束・通院の目安
- 次回の予約を迫るような話は一切ありません
- 回数券やフリーパスなど存在しないので、勧誘などは一切ありません
- 週1~2回で5回を目安に改善具合を確認し自身で通院を続けるか決めてください(当院から継続を勧めるような話は一切ありません)
当院の自律神経整体・施術内容
当院での自律神経失調症・鬱でのアプローチは徒手検査をしながら、利用者さんの身体全体の健康状態と生活習慣・症状について詳しく聞き取りを行い最適な施術法を考えます
その後電療法と整体の両方のアプローチを用いて体のバランスを整え自然治癒力を高めていきます
頚部や骨盤の歪みを矯正するための整体療法を行い神経の伝達を改善し「緊張を解いていいよ」という脳からの信号が筋肉に正確に伝わるように致します
また電療法などを行うことで、身体の深層筋へアプローチを行い短期間の緩和ではなく根本的の緊張をとき自律神経のバランスを回復させていきます
施術中に日常生活での自己ケアの指導を行い患者さん自身が自身の体調管理ができるようサポートします。これにより再発防止と自己治癒力の維持を図ることを狙っていきます
船橋市のぬくもり鍼灸院・整体院では、自律神経失調症で悩む利用者さん一人ひとりのライフスタイルや体調に対して最善の治療法を提供することに重点を置いています
首こり(頚性神経筋症候群)の整体と自律神経について
- 首のこりから「頚性神経筋症候群」が発生する可能性
- 脊柱管という空間に脊髄が通り、分岐した神経「神経根」が全身へと伸びている
- 自律神経は全身に細かい神経のネットワークを形成し体の各部位の機能を自動的に調節
- 首は頭部を支え動かす役割を果たし筋肉と連携
- 首を支える筋肉には「僧帽筋」「頭板状筋」「頭半棘筋」「胸鎖乳突筋」などがあり、それぞれが特定の動きを支える
- 首の筋肉がこわばると、自律神経に影響を及ぼし副交感神経の活動が低下する可能性
- 副交感神経の活動低下は頭痛・頭重感・全身の倦怠感・めまい・不眠・イライラ・動悸・血圧の不安定・発汗・目の乾燥などの不快な症状を引き起こす可能性が指摘
近赤外線
現在当院では近赤外線として「アルファビーム」を使用しております
(スーパーライザーは当院の中にありますが、あえてアルファビームをしております)
当然、スーパーライザーと比べ、効果は同じですが、利用者さんの体感できる感じが「アルファビーム」の方が高いので変更しました
下総中山ぬくもり整骨院の近赤外線(SL)施術について
施術の基本原理
近赤外線(SL)は、直線偏光近赤外線治療機器として広く認知されており特定の波長帯の近赤外線をスポット状に照射する能力を有しています
この特性により照射された部位の血行が効率よく促進されます
星状神経節照射療法
この施術は、星状神経節照射療法としても機能し星状神経節は自律神経系において交感神経の一部を形成しています。この神経節に照射を行うことで自律神経のバランスが整い副交感神経が優位になるとされています
副交感神経の活性化
副交感神経が優位になると自然治癒力が高まり免疫力も向上します。
さらに良質な睡眠が得られるようになり起床時に爽快感を感じることが多くなるでしょう
近赤外線(SL)の多角的な効果
ストレスの緩和: 近赤外線(SL)の星状神経節照射(SGLまたはSGR)によって副交感神経が活性化されリラックス状態が促されます
血行の促進: 施術が終わってからも血行が良い状態が持続します。これにより栄養素や酸素が効率よく運ばれ老廃物の排出もスムーズに行われます
脳の血流改善: 脳の視床下部への血流が増加することで自律神経、ホルモンバランス、免疫系の調整が可能になります
痛みや副作用のリスク
この施術は副作用や合併症のリスクが非常に低いとされ多くの方が安心して施術を受けられます。
星状神経節とその働き
星状神経節は交感神経の一部でありストレスや緊張状態が生じた際に活性化します
近赤外線(SL)の光と微熱がこの神経節に到達すると神経の興奮が抑制され副交感神経が活性化します
効果が期待できる症状
自律神経失調症、更年期障害、不眠症、多汗症、帯状疱疹後神経痛、過換気症候群、過敏性腸症候群、脳卒中後遺症、偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、月経異常、月経前緊張症、月経困難症、自己免疫性疾患、円形脱毛症、抜歯後痛、末梢神経性顔面麻痺、緑内障、飛蚊症、ドライアイ、アレルギー全般、突発性難聴、メニエール病、良性発作性頭位めまい、いびき、口内炎、歯肉炎、口内乾燥症、上肢血行障害(レイノー病、レイノー症候群)、頸肩腕症候群、胸郭出口症候群、不整脈、慢性気管支炎、気管支ぜんそく、胃炎、逆流性食道炎、痔核、便秘、下痢、子宮内膜症、膀胱炎、不妊症、神経性頻尿、夜尿症、ある種の高血圧、冷え症など、多くの症状に対して効果が期待できます
施術の積み重ねによる効果
施術を繰り返すことで血行の改善効果が持続し自律神経のバランスも安定します
症状が次第に和らぎ健康状態が向上する可能性が高まります
下総中山ぬくもり整骨院では、この近赤外線(SL)施術を用いて船橋市で皆様の健康と快適な生活をサポートしています
施術に興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
MCR(微弱電流)
自律神経系と微弱電流
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeapt/29/1/29_20-2/_pdf/-char/ja
(微弱電流刺激(MENS)による自律神経バランスへの影響)
- mRR(sup)とSDRR(sup)というパラメータで有意差が認められ、特に通電群(微弱電流を使用した群)で副交感機能が活性化したことが示唆されています
- 頸椎から仙椎にかけての通電刺激により、副交感神経機能パラメータの安静時平均心拍と内在活力の増加が見られました
- 通電ポイントを頸椎と仙椎にすることが、副交感神経系を亢進するとして有用であると考えられています
- 治療前後でSDRR(sup)以外の6つのパラメータで有意差が認められ、7つ中5つのパラメータで前後で値が上昇し自律神経を何らかの形で活性化させる要因となった可能性があるとされています
ハイボルテージと後頭下筋群
Hi-Voltageは150Vを超える高電圧を用いますが、皮膚抵抗(電気特有のビリビリした感じを抑えております)
このハイボルトは高電圧の刺激を筋肉や靱帯の深部(深層筋)にアプローチできる事・高い治療効果が証明されているのが特徴で整骨院や整形外科などで「深層筋」までアプローチする院では人気の物理療法となります。
- 常に抱える不安感を和らげて日々をもっと心穏やかに過ごせるようになりたい。不安で胸が締め付けられる感じから解放されたい
- 夜は深く眠りたいし朝はすっきりと目覚めて一日を元気にスタートさせたい。眠りが浅くて朝起きるのがつらい現状を変えたい
- 体のあちこちに溜まった疲れをすっきりさせて重たい体で一日を過ごすのは嫌だ。軽やかに動ける体を取り戻したい
- 頭痛に悩まされず仕事や勉強に集中できる毎日を送りたい。痛みに邪魔されずに自分の能力を存分に発揮したい
- 胃の痛みを和らげて食事の時間をもっと楽しめるようになりたい。美味しいものを食べて幸せを感じられる日々を過ごしたい
- 冷え性を改善して冬でも温かく過ごせる体になりたい。いつも冷えて不快感があるので快適な体温を保ちたい
- 些細なことでイライラしない自分になりたい。穏やかに過ごせる心を取り戻して人間関係にも前向きになりたい
- 息苦しさを取り除いて自由に深い呼吸ができるようになりたい。常に息が浅く苦しい感じから抜け出したい
- 長年の肩こりと首の痛みを解消して日々の生活をもっと楽に過ごしたい。デスクワークでも家事をしていても痛みに悩まされたくない
自律神経系の施術を得意としてただ身体が楽になるのではなく、身体の細胞が作り出す染色体レベルまで追求し、世界的な染色体検査会社から日本の鍼灸院をはじめ東洋医学で初めてメデイアに呼ばれたのが「ぬくもり鍼灸院・整体院」となります。根拠ある施術は当然としていかに症状を改善させ身体本来の力を取り戻す事に追求した治療院となります。
- 少しでも施術料を減らす為に、広告費を払いテレビ・雑誌などでは宣伝はしない治療院です(ホットペッパーなどのポータルサイトでも登場しません)
- 当院にあるメニューでは東洋医学だけではなく西洋医学レベルでの知識も豊富で利用者さんの不安を無意味な言葉の安心ではなく、根拠があり安心できる説明が出来る、また柔軟に施術を変え改善への近道を探す(当然治療費の追加は一切なし)
- 回数券やフリーパス・予約を迫るなどは一切ないと宣言致します。(そういう時間があるのでしたら時間いっぱいに症状の改善方法を一緒に探しましょう)
- 初診で不安が強い方などはできるだけ、貸し切り状態で施術を行いますので電話かLINEでご相談ください(付き添いも可能です)
千葉県船橋市にあるぬくもり鍼灸院・整体院では、自律神経失調症に悩む利用者さんに対して心と身体のバランスを整えるための幅広い施術を提供しています
自律神経の乱れがもたらす心身症状(当院の考え)
当院では日々多くの方々が抱える様々な心身の不調に寄り添いながらサポートを行っております。睡眠障害、パニック障害、不安障害、強迫性障害、赤面症、機能性ディスペプシア、起立性調節障害など、多岐にわたる症状を訴える利用者さんたちの施術を通じて共通する根本的な原因に「自律神経の乱れ≒自律神経失調症」があると考えています
鶏が先か?卵が先か?
「今日は体調が良いのに、昨日はなんだか不調だった…」そんな経験はありませんか?これは、心因的なストレスと身体的なストレスが密接に関わり合っているために起こる現象です。心理的なストレスが原因で身体に不調が現れることもあれば、逆に身体的ストレスの状態が悪くて自律神経が乱れ心のバランスまで崩れてしまうこともあります。どちらが先かはわかりませんが、まさに「鶏が先か、卵が先か」というようなものですね
さらに気圧の変化や天気の影響も身体に余裕がないと感じやすくなります。そんな時、症状の出やすい身体の状態を改善し日々の変化に左右されにくい心と体を作ることが大切です。当院では身体に余裕を持たせる施術を通じて外的環境や心理的ストレスに揺らがない安定した健康状態を目指しています。一緒に心地よく過ごせる毎日を目指していきましょう
自律神経系と迷走神経の役割
自律神経系は交感神経系と副交感神経系の二つに大別されます。この二つの神経がバランスよく働くことで私たちの体はスムーズに機能しています
- 交感神経系: これは「戦うか逃げるか」の反応を司る神経です。ストレスを感じた時や緊張状態にある時に活性化され心拍数や血圧を上げ、筋肉を緊張させることで、迅速な身体的対応を可能にします
- 副交感神経系: こちらは「休息と消化」を担当する神経です。リラックスしている時や食事をしている時に活性化され心拍数や血圧を下げ、消化活動を促進します。体の回復やエネルギーの蓄積を助ける重要な役割を果たしています
迷走神経は副交感神経系の中でも特に重要な神経であり第10脳神経として知られています。迷走神経は脳幹の延髄から始まり首を通って胸部、そして腹部まで広がっています。その主な機能は以下の通りです
- 脳幹(延髄): ここから迷走神経が始まり心拍数や呼吸、血圧の調節に関与する重要な役割を果たしています
- 頸部: 頸動脈と内頸静脈の間を通り、咽頭、喉頭、食道などの機能を調整します
- 胸部: 心臓や肺、食道に枝を出し、心拍数の減少や気管支の収縮、消化管の蠕動運動を促進します
- 腹部: 胃や小腸、大腸などの消化器官に分布し、消化液の分泌や腸管運動を調節します
首のコリと迷走神経の関係
首のコリ(頸部筋緊張)は現代では一般的なとって悩みです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用、不良姿勢、そして日々のストレスが原因となり、首や肩の筋肉が緊張してしまいます。
- 血流の悪化: 首の筋肉が緊張すると、頸動脈や椎動脈が圧迫され、脳への血流が減少します。これにより、集中力の欠如や頭痛、めまいといった症状が現れることがあります
- 神経圧迫: 首の筋肉の硬直が、近くを走る神経(特に迷走神経)を圧迫してしまいます。これにより、神経伝達が阻害され、身体的・精神的な不調が引き起こされます
- リンパの滞留: 筋肉の緊張によってリンパの流れが滞ると、老廃物の排出が妨げられ、炎症や痛みを引き起こすことがあります。また、免疫機能の低下にもつながる可能性があります
特に、迷走神経は頸部を通る際に、胸鎖乳突筋や斜角筋、肩甲挙筋といった主要な首の筋肉の近くを走っています。これらの筋肉が緊張すると、迷走神経が直接的または間接的に圧迫され、その機能が低下してしまうのです。迷走神経の圧迫は、副交感神経系の働きを妨げ、心身のバランスを崩しやすくなります。
迷走神経の圧迫がもたらす影響
迷走神経が圧迫され、その伝達効率が低下すると副交感神経系の働きが阻害されます。これにより以下のようなさまざまな症状が現れる可能性があります
- 心拍数の増加: 副交感神経の抑制により心拍数が上昇しやすくなります。これが不安感や緊張感を増幅させパニック発作の引き金となることがあります
- 消化機能の低下: 迷走神経は消化管の蠕動運動や消化液の分泌を調節しています。機能低下により胃酸の分泌が減少し消化不良や便秘、胃もたれなどの症状が現れます
- 呼吸機能の乱れ: 迷走神経の圧迫により気管支の収縮が不十分となり過呼吸や呼吸困難が生じることがあります。これが不安感をさらに高める悪循環を生む可能性があります
- ホルモンバランスの乱れ: 迷走神経は内分泌系とも連携しており機能低下はホルモンバランスの乱れを引き起こします。これが感情の不安定化や睡眠障害を招くことがあります